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「僕に電話をください」孤独な男がチラシを貼ったら6万5000件の電話とメールが殺到

2012/03/23

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孤独を感じ、無性に人恋しい時、あなたはどうするだろうか? 友人に電話をかけるかだろうか。FacebookやTwitterに思いを投稿する人もいるだろう。

ニューヨーク在住のコメディアン、ジェフ・ラグスデールさんは斬新な行動を取った。恋人とのつらい別れの後「自殺寸前の状態」まで落ち込んだ彼は、人々との会話を求めてこんなビラをニューヨークの街頭に貼ったのだ。「なんでも話したいことがあれば、僕に電話をください。 ジェフ、一人の孤独な男」。すると、彼のもとにはなんと6万5000件もの電話とメールが彼の携帯に殺到したのである。

最初は彼の試みをバカにする者もいた。しかし、そんな予想は裏切られ、チラシを貼った直後から彼の携帯は着信音が絶え間なく鳴り響いたのである。初日だけで100件。チラシのことが口コミで広がっていくと、1週間後には1日に1000件の電話とメールが来るようになった。1日に16時間も対応に追われた日もあったそうだ。そしてその数はついに6万5000件にまでのぼったのである。
 
以下がラグスデールさんにきた連絡の一部だ。 
 
「5番街を歩いていて、あなたのチラシが目に入りました。私もとても孤独です。私は「孤独な女」です。家族も友人もいません。クイーンズにあるアパートの小さな部屋に暮らしています。来週、一緒に散歩に行きませんか?」(マーサ、50代、エクアドル出身)

「私は一度、ネットの掲示板で知り合った見知らぬ男性とデートしたことがあります。その日は彼の誕生日で、彼は誰も共に祝う人がいなかったんです(ベッツィ)

「元気ですか? 私はあなたのチラシに感動しました。つらい別れがどのようなものかよく分かります。あなたは深く愛されているということをただ伝えたかったんです」(キャサリーン)

「わたしを養子にしてくれたらいいのに」(匿名)

「私も孤独なニューヨーカーの一人です。私は投資銀行に勤めています。この業界の人々、概してマンハッタンでは、みな自分の利益のことで忙しい。彼らは生きていない」(ジェーン・アン、48歳)

「私たちはこれからもずっと孤独だと思いますか?」(アルバート)

「スーパーでアダム・サンドラーさんを見かけました。彼は悲しそうでした」(ジャーメイン)
 
メッセージについてラグスデールさんは「ニューヨークは特に孤独な街なのかもしれない。人々が出会うのが難しいんだ」と語る。確かに、孤独な人、会話をもとめる人がたくさんいることが痛感させられるメッセージだ。かけてきた人の40パーセントはニューヨーク在住者であったが、遠く離れた日本やサウジアラビアから連絡をする人もいたという。

SNSでいつでも人とつながることができる時代だとは言われているが、私たちの周りにも誰かに話したいことを抱えている人は想像以上に大勢いるのかもしれない。

[New York Post]

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