グラビアアイドルの紗綾などの有名人が感染しているデング熱。どんどん感染者は増えている模様だ。そして共通するのは代々木公園である。しかしなぜ代々木公園なのだろうか。

青木英李と、紗綾はTBS系のバラエティ番組「王様のブランチ」の企画で代々木公園でロケをしてデング熱に感染したと言われている。

この他にも代々木公園に滞在していた人や、近くを通った人ばかりが感染しているのだ。これは明らかにここでの感染と言えるだろう。

害虫防除技術研究所代表で医学博士（衛生動物学）の白井良和氏は「感染者数の広がりを見る限り、ウイルスを保有する蚊は感染者数の数倍はいると思われる」と語った。

この蚊は人間の血を好むらしく、感染者をさしてウイルスを保有した蚊がまた新たな人をさし、感染が広がっていくようだ。その蚊が産んだ卵はウイルスに侵されており、そのまま成虫になる可能性もあると白井氏は言う。

デング熱は本来南米や東南アジアやアフリカで流行するのになぜ代々木公園なのか。

これは、海外から持ち込まれたと可能性が高く、デング熱に感染した外国人旅行者や滞在者が代々木公園で蚊に刺されて広まった可能性が高いらしい。

事実、代々木公園ではアフリカや東南アジア、南米の人々が集まるイベントが開催されているのだ。

8月には「アセアンフェスティバル」や「カリブ中南米フェスティバル」といったイベントが開催されている。

もちろん日本人が海外から持ち込んだ可能性もある。しかし、代々木公園は海外の人々が集まることでも有名なのだ。国際交流の場というのは確かに大事なものだし、そういった使い方はおおむね良いものだろう。

しかし、今後は今回の件も踏まえて、何らかの対策や注意喚起を促す必要があるかもしれない。

また、ホームレスの人々も数十人おり、彼らが刺されて感染が広がる可能性もあるため、対策も検討されている。

[引用/参照：http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140902/dms1409021529013-n1.htm]