変なニュース

痛いニュースと芸能や面白ネタ満載の変なニュース

カテゴリ:痛いニュース

水商売の枕営業は「不倫ではなく優良顧客を確保するためのビジネス」ビックリ判決!

2015/05/29

LINEで送る
Pocket

客を確保するために性交渉したクラブのママの「枕営業」は、客の妻に対する不法行為となるのか――。

こうした点について、東京地裁が「売春と同様、商売として性交渉をしたに過ぎず、結婚生活の平和を害さない」と判断し、妻の賠償請求を退ける判決を出していたことがわかった。

客の男性と約7年間、性交渉を行っていた銀座のクラブのママが、男性の妻から「精神的苦痛を受けた」として慰謝料400万円を求められた裁判に、「不法行為にならない」という判決が昨年4月に東京地裁から出されていたという記事だ。

そのうえで、枕営業は「優良顧客を確保するために要求に応じて性交渉をする営業活動」とし、「枕営業をする者が少なからずいることは公知の事実だ」と指摘。

「客が店に通って代金を支払う中から、間接的に枕営業の対価が支払われている」として、枕営業と売春は「対価の支払いが、直接か間接かの違いに過ぎない」とした。

判決によると、男性と女性は2005~12年、月に1、2回のペースで主に土曜日に、昼食をとった後、ホテルに行って夕方に別れることを繰り返した。
20150529-1-2

この間、男性は同じ頻度で店に通っていたため、始関裁判官は「典型的な枕営業」と認定し、妻の請求を退けた。妻は控訴せず、判決が確定した。

妻の代理人の青島克行弁護士によると、裁判で妻側は「不倫だ」と訴え、女性側は性交渉の事実を否定した。

「双方とも主張していない枕営業の論点を裁判官が一方的に持ち出して判決を書いた。訴訟も当事者の意見を聞かず、わずか2回で打ち切られた。依頼者の意向で控訴しなかったが、不当な判決だ」と述べた。

[引用/参照:http://www.asahi.com/articles/ASH5W4T8BH5WUTIL013.html]

本判決へのいくつもの疑問が浮かび、アヴァンセリーガルグループの山岸純弁護士に詳細を伺った。

◎「クラブのママとの性交渉はビジネス」という判決

―― 記事に対して「売春は罪ではないのか」という反応が見られました。売春は罪ではないのでしょうか?

山岸:「売春防止法」という法律では、買春することも売春することも、それ自体は違法行為ではありません。

ただし「管理売春」といって、売春のために場所を提供するなど、売春を商売にすると、売春防止法に抵触します。

また青少年保護育成条例等で禁止されているにもかかわらず、18歳未満の児童を買春、売春斡旋した場合ももちろん違法行為になります。

―― 売春は必ずしも罪にはならない。もうひとつ気になるのは、結婚している男性が妻以外と性交渉を行うこと自体は罪ではないのか、という点です。

山岸:その場合は、「共同不法行為」が成立しますから、民法709条で不法行為として規定されています。今回の判決は、客である男性とママの性交渉がこの「共同不法行為」にはあたらない、というものです。

―― 朝日新聞の記事によると裁判官の始関(しせき)正光さんは以下のように判決理由を話しています。

「売春婦が対価を得て妻のある客と性交渉しても、客の求めに商売として応じたに過ぎないと指摘。『何ら結婚生活の平和を害するものでなく、妻が不快に感じても不法行為にはならない』とした」

「枕営業をする者が少なからずいることは公知の事実」「客が店に通って代金を支払う中から、間接的に枕営業の対価が支払われている」「(枕営業と売春は)対価の支払いが、直接か間接かの違いに過ぎない」

山岸:つまり「この性交渉は枕営業というビジネスである」ということですよね。おかしな判決だとは思いますが、「よく考え付いたものだな」と感心しました。

今回は男性の妻がクラブのママに対して訴訟を起こしていますが、もし夫に対して訴訟を起こしていた場合は、同様の判決が出たとは限りません。

ママにとってはビジネスかもしれませんが、夫にとってはビジネスではありませんからね。

―― 山岸さんも今回の判決に違和感をお持ちのようですが、こうした判例は過去にあるのでしょうか?

山岸:見たことはありませんね。実は今回の始関裁判官は法曹界でエリートとされる方なんですね。裁判官には、判決を書くだけでなく、民事訴訟法の改正を手伝うといった仕事もあります。

始関裁判官はその担当を10年ほどやっていた方なんですよ。優秀だからこそ、このような判決理由を導き出せたのだと思います。

もしかしたら妻の請求権を認めたくなかったために、このような理由を捻り出したのかもしれませんね。

―― 裁判官にもクセがある?

山岸:そうですね。判決は法に基づいたものである必要がありますが、どうしてもクセがでてしまう場合もあります。

―― お忙しいところありがとうございました。

[引用/参照:http://netallica.yahoo.co.jp/news/20150528-00010005-messy]

こんな記事はいかがですか?
注目されている記事

まだデータがありません。

この記事、あなたはどう思いましたか?

もしかしてこの話題に1件くらいのコメントのようなものがついています?

  • 名無しのニュースマニアさん 2015/06/07 02:33

    これが不倫にも売春法にもひっかからないとしたら日本の法律は韓国以下やね。
    あそこは貫通罪(だったかな?)で実刑なのに。

コメントを残す