千葉県酒々井町（しすいまち）の住宅でバラバラに切断された身元不明の遺体が見つかった事件。

県警は、死体損壊・遺棄容疑で住人のアルバイト店員、竹内愛美容疑者（25）を逮捕、遺体を弟の諒さん（21）とみて身元の特定を急いでいる。

諒さんのものとみられるツイッターには姉にデートを迫られ嫌がる内容など奇妙なくだりも残されていた。人口約2万1000人の小さな町で起きた猟奇事件に住民は震え上がっている。

捜査関係者によると、竹内容疑者は、連絡が取れなくなっている弟の諒さんと2、3階の住居スペースで2人暮らしだったとみられ、母親ら別の家族は県外に居住している。

竹内容疑者は「遺体は弟」とした上で、殺害に関与したとほのめかす供述をし、「（遺体の損壊は）2週間くらい前にやった」と話している。

遺体はほぼ1人分の部位が10以上のポリ袋に分けて入れられて居間で見つかり、一部が凍ったような状態だった。住宅には冷蔵庫があったが、発見当時、内部に部位はなかった。

近隣住民は「2人とも感じが良く、姉弟仲は良かった」と話し、「数日前もスーパーで働いている（竹内容疑者の）姿を見かけたが、特に変わった様子はなかった」と振り返る。

諒さんのものとみられるツイッターには、普段の日常や音楽ゲームに熱中する様子のほか、竹内容疑者についての書き込みも残されている。

12/26日姉とデートしなくてはならなくなった

— 名無しさん@音ゲー部屋 (@darkjubeat) December 13, 2014

2014年12月には《12/26日姉とデートしなくてはならなくなった》とし、《これだから姉は嫌なんだ》と不満をうかがわせる内容をつぶやいていた。

ツイッターは、8月31日の《夏休み最後だしね》を最後にストップ。

夏休み最後だしね

— 名無しさん@音ゲー部屋 (@darkjubeat) August 31, 2016

その書き込みの直前、《性格なんて今まで起きた出来事に思ったことの積み重ねで出来てるんだから、変わるって宣言して変われなかった人は貴方のことをその程度にしか思ってないって事なのよ》と意味深長な内容を記していた。

ヒガノクリニック（東京）院長で精神科医の日向野春総氏は、「遺体をバラバラに切断する背景には、遺体に対する強い執着がある。

細かく切断するには、かなりの時間と体力がいる。やり遂げるためには、よほど強い感情を持ち続けなければいけない。

遺体を損壊するほどの強い憎悪は愛情と表裏一体だ。愛情をかけていた相手に裏切られた場合、その反動で強い負の感情が生まれることが多い」と話している。

[via:http://news.livedoor.com/article/detail/12018504/]

仲良し姉弟の異変

一家は両親、愛美容疑者、諒さん、妹2人の6人家族で住んでいたが、10年以上前に両親が離婚。

子供は母方に引き取られたが、5年ほど前に父親が自宅で孤独死すると、空き家となった自宅に愛美容疑者と諒さんが暮らし始めた。妹2人は現在も母親と生活しているという。複雑な家庭であることは間違いない。

驚くほど、愛美容疑者の悪評は聞こえてこない。勤務先のスーパー店長もこう明かす。

「働き始めたのは5年ほど前で、おおむね週3、4回、午後5～9時のシフトで、レジを担当していた。彼女は顧客のアンケートで何度か名指しで褒められたほど、ちゃんと働いてくれていたんですよ。

同僚ともうまくやっていたし、最後に顔を見たのは10日の午後1～5時勤務でしたが、変わった様子はまったくありませんでしたね」

近くに住む女性は「お姉ちゃん（愛美容疑者）の方は自転車でアルバイト先のスーパーに向かう姿をよく見ますね。派手ではなく、メガネをかけた普通の子。スーパーでは子供に笑顔で手を振るなど、気立ての良い子に見えた」と証言する。

やっぱりバラバラ遺体の犯人の子、知ってる子だった…
息子もよくこのお姉さんにお菓子にテープ貼ってもらってバイバーイってやってもらったりして…
ニコニコして凄く良い子だったのに😭何があったの😱 pic.twitter.com/unR1oYMYMV

— kwmhkk (@kwmk2) September 13, 2016

諒さんはいわゆるゲーマー。「ビートマニアII　DX」というDJスタイルのリズムゲームにハマる通称「弐寺er（ニデラー）」だった。

部屋をゲームセンターさながらの設備に“改造”し、ツイッターでは「音ゲー部屋」と自慢していた。改造費用は少なくとも数十万円以上。プレー動画をインターネット上にアップし、同じ趣味の人と交流も図ってきた。

かといって、引きこもりではなく「8月に片道3時間かけて海にも行っていた。近所でも前傾姿勢で自転車に乗る姿が目撃されている」（同）。

姉弟仲も悪くはなく「昨夏には大型バイクに姉弟でニケツ（2人乗り）してどこかに出掛けていた」（別の近隣住民）という。

“異変”が感じられたのは今年に入ってから。

付近に住む50代女性は「ある時から車を買って、家に弟さんの友達が出入りすることがあった。お姉さんの許可を得ているかは分からない。そのころから、姉弟で出掛ける姿は見かけなくなった」と話す。

「弟が『この家は俺のものだ』と怒鳴っていたこともある」と別の住民。部屋を改造していることなのか、家に友人を連れ込んでうるさくしていることなのか、家の財産分与についてなのかは不明だが、ケンカになったことがあるようだ。

「昨年までは〈姉に貰ったプリンおいしい〉なんて仲良さげなツイッターの書き込みもありますが、昨年11月以降、愛美容疑者に関するツイートがなくなっている。

どうやら、諒さんが今年に入ってゲーム仲間を自宅に招いて騒ぐようになってから、『（愛美容疑者と）仲が悪くなった』と周囲にこぼしていたようです」（捜査事情通）

元刑事で犯罪心理学者の北芝健氏が、その深層心理を読み解く。

「愛美容疑者は週に数回、高給とは言えないスーパーのアルバイトで生計を立てていた。かたや弟さんは趣味のゲームに病的にハマり、やりたい放題。彼女の不満がうっ積していた可能性はある」

遺体の損傷が激しく、頭部は下顎がないという異様な状況だった。

「サイコ的なものではなく、衝動だと思う。近隣住民の話を聞くと、彼女は『いい子』で通っていた。こういう女性こそ危ない。

キャラクターを維持するのに余計なエネルギーを使っているので、ストレスをためやすい。遺体の損傷ぶりから考える限り、以前から憎悪をため込み、それが何らかのきっかけで、爆発したのだと思う」と指摘した。

[via:http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/593029/]

竹内愛美容疑者の画像まとめ

・卒アルと逮捕時のギャップ(´・ω・｀)どうしてこうなった