アダルトビデオに出演し、謝礼の現金を受け取ったとして、大阪府四條畷市は６日、２０歳の男性消防士２人を停職６カ月の懲戒処分とした。また上司ら４人も厳重注意などの処分とした。

同市消防本部によると、２人は昨年８月９日、一緒に兵庫・須磨海岸に遊びに出かけ、同年代の男性から「鍛えている体の写真を撮らせてほしい」と声をかけられた。断ったものの、次にはＡＶ出演を持ちかけられ「顔は出さないから」などと言いくるめられてしまった。撮影後、それぞれ１万円渡された。

その後、男性から２人に電話があり、再度出演を頼まれた。「ばらすぞ」などと言われて断り切れず、１人は昨年１１月に１回（１万円）、もう１人は今年入ってから２回（計４万円）出演。

だが、７月２５日に匿名の告発メールが市に、同２６日には告発文と顔がばっちり写っている出演ＤＶＤが消防本部に届いた。２人は「軽い気持ちで出演した。処分は真摯（しんし）に受け止めています」と涙ながらに反省しているという。

土井一憲市長は「断じて許されない行為で、全職員で市政への信頼回復に努めたい」とコメントした。

[サンスポ]
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