【都市伝説】窓からの風景
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名無しの面白ﾆｭｰｽﾏﾆｱさん
11/08/27 16:47
F:F02A
『窓からの風景』ってタイトルだと･･･
ある二人の老人が病院に入院していた。二人は同じ部屋でA老人は窓際のベッド、B老人は窓から離れたベッドで寝たきりの入院生活だった。一人では起き上がることも出来ない二人だがよく会話をした。
Bのベッドからでは窓を見ることを出来ないのでA老人は「窓から雲が流れていくのが見えるよ、今日は風が強いんだね～｣とか「窓の下に花壇があって花がいっぱい咲いているよ」とかBに良く教えてあげていた。
ある夜A老人が苦しみだした。とても苦しそうにもがきナースコールのボタンも自分では押せそうにない。B老人は変わりにナースコールのボタンを押そうとしたが･･･手を止めた。「もしこのままAが死に、いなくなれはAのベッドに自分が移動出来るんじゃないか。窓から外を眺めることが出来るんじゃないか」と。結局Aはその夜息を引き取り次の日BはAのベッドに移ることが出来た。
Bが念願の窓を開けるとすぐ目の前には隣のビルのコンクリートの壁。そこには空も庭もなかった。
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