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【模倣禁止】「iPhone買ったら箱の中には粘土!」保証システムを狙った詐欺のカラクリとは

2016/06/21

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米Amazonで販売されているiPhone 6sのカスタマーレビュー欄で、「iPhoneを注文したのに箱の中に粘土しか入っていなかった」という1つ星レビューが大量に書き込まれるという事態が発生しています。

粘土が詰まったiPhoneケースの証拠写真も多数公開されており、一見すると詐欺業者が悪質な商品を売りつけているように見えるのですが、ソフトウェアやプログラム系のブログを運営するコーリー・クラインさんが、この事態の真相について説明しています。

Amazonでただの粘土を1000ドル(約10万円)で売りつけようとする悪質な業者が存在する可能性はゼロではありませんが、Amazonは購入者向けに手厚い保証システムを設けているため、もし業者がiPhoneの変わりに粘土を送ったとしても、業者は返金または商品の交換を行う必要があります。

「iPhoneの代わりに粘土が入っていた」「箱を開けたら空だった」「アンロックされていなかった」など、大量の1つ星レビューを見つけて不審に思ったクラインさんは、「今回の事態で詐欺業者は存在せず、1つ星レビューを投稿しているユーザーこそが詐欺師ではないか」と考えました。

クラインさんの予想は以下のような流れです。

1:詐欺師がAmazonのアカウントを作成

2:作成したアカウントでiPhone 6sを購入

3:業者がiPhone 6sを発送、UPS・FedExに重量が記録される

4:詐欺師がiPhone 6sを受け取り、本体と粘土を入れ替えてiPhone 6sはポケットへ

5:詐欺師が「iPhoneの変わりに粘土が届いた!」と証拠写真付きで1つ星レビューを投稿、その上でAmazonの保証システムに申請

6:「UPS・FedExに記録された重量」以外に商品を正しく出荷したという証拠がないため、Amazonが詐欺師に返金するよう要求する可能性がある。

成功すれば詐欺師はiPhone 6sを無料でゲット

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Amazonが保証システムによる購入者の申請を受け付ける確率は高いため、販売業者が出荷工程を全てムービーで撮影でもしていない限り、いわれのない返金に応じなくてはならない可能性があります。

例えば詐欺師が10個のiPhone 6sを購入して1件でも返金が認められれば、約10万円の利益が出ることになります。

Amazonは調査の結果、返金申請を却下することがありますが、残った9台のiPhone 6sはそのまま転売できるため、詐欺師側のリスクが非常に低い手法となっています。

なお、Amazonが申請を却下するのは「過去の申請件数を鑑みて」とのことなので、次々と作成される新規アカウントから申請が正当か不当か判断するのは難しいことが予想されます。

[引用/参照/全文:http://gigazine.net/news/20160621-iphone-with-clay/]

似てるけど違う詐欺事件[2013年10月8日]

20160621-2-2

韓国の警察は、新型iPhoneだと偽って本物の箱約300個に粘土を詰めて中国人の業者に販売し、現金約1500万円をだまし取った疑いで、韓国人の男3人を逮捕した。

容疑者「iPhoneと同じ重さにしようと、重さを調整しやすい粘土を使った」

容疑者は本物を入れた箱をいくつか開けてみせ、信用させようとしたが、被害者がその後、粘土入りの箱を開けて犯行が発覚したという。

[引用/参照/全文:http://www.news24.jp/articles/2013/10/08/10237871.html]

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  • ノリ打ち金盗みチャルメン 2016/06/25 02:16

    昨日メトロン星人に追いかけられたよ!

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