英国国立医療技術評価機構（ＮＩＣＥ）はこのほど、「美容のために家庭やサロンで多くの人がダーマルフィラー（皮膚充填剤）やボツリヌス毒素などを注射するようになったが、衛生上の問題が重視されておらず、注射針の使い回しによってエイズウイルス（ＨＩＶ）やＢ型肝炎に感染する危険もある」として、注意を呼びかけた。英ＢＢＣの２４日付の報道として、中国日報網が２５日伝えた。

血液を介した感染の危険性があるのは、麻薬注射だけではない、美容のため、また治療のためでも同様だ。ＮＩＣＥは現在、イングランドとウェールズで指導方針を改定し、意見公募を行っている。無菌の注射器を使い、使用済みの注射器などを処理するためのケースを使用することを促す内容だ。

英国美容整形外科医師協会の会長は、「注射針の使い回しでどれだけのリスクがあるかというデータは手元にないが、手術を伴わない施術も医療として見なすべき。注射針の使い回しは非常に危険だ」と指摘した。

[毎日中国経済]
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