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カテゴリ:人体

革命的!?タブーとされてきた生理を表す絵文字が誕生したらしいw

2019/02/19

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世界で使われる文字コードを考案する団体ユニコード ・コンソーシアムが2019年中に59の絵文字を新たに追加すると発表しました。

肌の色が違うカップルや同性カップル、白い杖を突いた人や盲導犬など、絵文字にも多様性の波が押し寄せています。中でも話題になっているのが、赤い滴(しずく)の「生理マーク」。

これまでタブーとされてきた生理が世界共通の“emoji”になった背景とは……?

生理って恥ずかしいの?

2017年にイギリスのNGOが女の子たちに生理についてのアンケートをしたところ、次のような結果が出たそうです。
・イギリスの女の子の40%は生理用品を買う経済的余裕がなく、トイレットペーパーで代用している。

・イギリスの14~21歳の女の子の48%が「生理は恥ずかしいもの」と思っている。

・イギリスの女の子の70%が授業中にトイレに行くことを許可されていない。

アンケートをおこなったのは子どもの権利を守る国際NGO「プラン・インターナショナルUK」。月に1回やってくる生理なのに、なんとなくコソコソしたり、恥ずかしかったりするのは、実は日本だけではないのです。

生理の誤解を解きたい

「生理が恥ずかしいという誤解をなくすには、まずそれを話題にすることが効果的です」

プラン・インターナショナルUKのルーシー・ラッセルさんは、英紙ガーディアンの取材にそう答えています。

そこで、みんなが話題にしやすいよう、生理を表すデザインを決める人気投票をすることになりました。

「生理用ナプキン」「月のカレンダー」「ニッコリ笑う血のしずく」「子宮」「血の染みが付いた生理用ショーツ」の5つのデザインの中から選ばれたのは「ショーツ」。

残念ながら、絵文字を規制するユニコード・コンソーシアムの結論は「不採用」でした。

そこでプラン・インターナショナルは公的機関の英国血液サービス(NHS Blood and Tranplant)と組み、新しい「血のしずく」の絵文字をユニコード・コンソーシアムに提案。こうして、世界で初めての「生理マーク」が誕生することになったのです。


赤い滴の生理中マーク(Plan International UK HPより)

生理の会話のきっかけになる絵文字

そもそも、最初の「血の染みのついたショーツ」案がなぜユニコード・コンソーシアムで採用されなかったのかの理由は公表されていません。

それでも今回、「生理マーク」が世界共通の絵文字として登場することについて、医療関係者や女性問題の活動家からは「革命的」「生理にまつわる負のイメージをなくすための大事なステップ」などと好意的に受け止められているようです。

アメリカ・テキサス州で被災地や貧困地域に生理用品を提供するNPOを運営するラマンダ・バラードさんは、英紙ガーディアンのインタビューに答え、「かつてはお店で生理用品を買うのも恥ずかしかったのが、ネット上で生理についてオープンに語れる日がくるなんて」と歓迎していました。

日本でも、生理の話は女性同士でも相手を選び、職場の同僚やパートナーとも気軽に話題にしにくいものです。

世界共通の「生理マーク」ができたことで、そうしたモヤモヤがなくなり、気軽に生理の話ができるようになるかもしれません。

LINEやメッセンジャーで絵文字を打ち込むだけで、浮かない気持ちを共有してもらえて、なんとなく心も体も軽くなる。そんなうれしい効用を期待しています。

[via:telling,(テリング)]
http://news.livedoor.com/article/detail/16041316/

今回追加された59の絵文字はこちら。
生理絵文字は2:09あたりに記載(Emojipedia)

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