1月8日、フランス・パリの中心部で、風刺週刊誌「シャルリー・エブド」本社が覆面をした3人の男による銃撃を受けた。
死亡が確認されたのは12人、うち10人は同紙編集者、2人は警察官だった。負傷者11人のなかには重体も4人含まれている。
パリに暮らす日本人に現地の様子を聞いたところ、こんな答えが帰ってきた。
「『シャルリー・エブド』は、有名なイラストレーターを複数抱え、挑発的で過激な風刺表現で知られる週刊誌です」
「あまり知られていませんが、日本で過去に物議を醸した、福島原発事故に関して"3本の手足を持つ"力士の風刺画を描いたのも同紙関係者だったようですね」
「現在パリ市内は、公共施設や交通機関、ショッピングセンターなどで物々しい警戒態勢が敷かれていますよ」
警察は、パリ周辺に住む30歳代の兄弟とフランス北東部ランスに住む少年(18)が犯人とみて行方を追っているが、すでに容疑者の少年は出頭したようだ。
確かな動機の解明は容疑者全員の拘束を待ってからとなりそうだが、現地メディアでは容疑者たちが「預言者(ムハンマド)の復讐だ」と叫んでいたとも報じられている。
また同紙が以前からイスラム教に関する風刺画を多数掲載してきたことから、イスラム過激派の影響を受けた犯行ではないかとの指摘もある。
そのような中、犠牲者の1人となった警察官が、犯人に射殺される瞬間を捉えた映像が、動画共有サイト「LiveLeak」上で公開され、世界中の人々に衝撃を与えている。
黒いシトロエンから降りてきた2人の男。覆面で顔を隠し、サブマシンガンを構えている。まるで特殊部隊の一員のような出で立ちだ。
そして彼らが向かう先の歩道に横たわるのは、現場に急行して負傷した警察官だろうか。近づいてくる容疑者に対し、止めろとばかりに手を挙げるが——。
男はためらいもせずに至近距離から発砲、警官を殺害後、再び自動車に乗り込んで逃走した。
近年、スマートフォンに代表される高性能なカメラを備えたデバイスが世界中に普及した結果、衝撃的な事件や事故の瞬間が、鮮明な映像で撮影されるケースが増えている。
今回の動画も、最大級のインパクトを持って世界の現実を私たちに見せつける。一刻も早い容疑者の逮捕と、事件の全容解明が求められている。
※画像は「LiveLeak」より
[引用/参照:http://news.biglobe.ne.jp/trend/0109/toc_150109_7423810614.html]
最初はニュースでモザイクをかけないで流してたしね~
キョウワ ゼイキンドロボウカゲキハノヒ ミナサンキヲツケヨウ