フランスの皇帝ナポレオンが1812年のロシア遠征で「クレムリンを爆破する」などと暗号文で記した署名入りの書簡が2日、パリ郊外で競売に掛けられ、予想落札価格の10倍となる18万7500ユーロ(約2000万円)で落札された。
出品されたのは、フランスの大軍が大敗を喫したロシア遠征でモスクワから撤退する際に、ナポレオンがクレムリンの破壊を部下に命じた書簡。「1812年10月20日」の日付とナポレオンの署名が記されている。また、書簡には「午前3時にクレムリンを爆破する」と書かれていた。
専門家によると、通常こうした書簡には署名はされないが、この書簡にはされており、大変貴重だという。
[ロイター]