変なニュース

痛いニュースと芸能や面白ネタ満載の変なニュース

カテゴリ:世界仰天

ウルトラマンが無許可で中国映画に出演? イベントにはウルトラマン猪木も!?

2017/07/19

LINEで送る
Pocket

中国で発表された3DCGアニメ映画「ドラゴンフォース(原題:鋼鐵飛龍)」にウルトラマンがゲスト出演するというトレーラー映像が公開され、「円谷プロダクションの許可を得ていないのでは?」と物議をかもしています。

7月10日の「ウルトラマンの日」に、中国のイベントで発表されたのは「ドラゴンフォース~さようならウルトラマン~(原題:鋼鐵飛龍之再見奧特曼)」のトレーラー映像。

「ドラゴンフォース」は、「時空警察ヴェッカー」シリーズなどを手掛け、中国でも活躍する日本のクリエイター・畑澤和也さんが総監督原案を担当した3DCG映画で、2013年には日本でも作品が公開されました。

今回はその映画の第二作目にあたり、フルCGで表現されたウルトラマンがゲスト出演・活躍する様子が描かれています。

作中のウルトラマンの姿は腹筋がシックスパックに割れて筋肉質になり、全身にグレーのラインが入るなどオリジナルデザインに見えます。

日本は一切関与していない

なお、7月17日に畑澤和也さんに確認したところ、「ドラゴンフォース~さようならウルトラマン~(原題:鋼鐵飛龍之再見奧特曼)」には畑澤さん、および2013年に日本で「ドラゴンフォース(原題:鋼鐵飛龍)」を公開した際の日本人スタッフは一切関与していないとのことでした。

またトレーラーの中には、過去の作品に登場した歴代のウルトラマンや、ハワイ観光局と円谷プロダクションがコラボした企画「ウルトラハワイ」の映像、6月7日にリリースされたばかりの科楽特奏隊「ウルトラセブンの歌」のPV映像、人気親子YouTuberがウルトラマンゼロと触れ合う様子の映像も盛り込んでおり、これらを資料映像として紹介しています。

イベントに謎のウルトラマン

さらにイベントにはこのオリジナルデザインのウルトラマンも登場しました。

ところが、このウルトラマンは肌に直接ペイントを施しているため、乳首があったり、はだしだったり、なぜか顎がとがりすぎてしゃくれて見えたりと円谷プロダクションのウルトラマンのデザインとは大きく異なるように見えます。

これについて日本では「海賊版」「無許可ウルトラマン」「パロディだとしてもクオリティが低すぎる」と怒りの声があがっています。

また中国国内からも「恥知らず」「円谷の許可を得てるの?」といった声もあがっていますが、中国系の複数のメディアがステージ上で「著作権侵害はなく、公式のライセンスを使用したリメーク作品だ」との説明があったと報じています。

ウルトラマンの海外での権利問題

なぜ今回の作品が発表されるに至ったのか、これにはウルトラマンの海外での権利関係が複雑に関与しているとみられます。

日本国内でウルトラマンの著作権を有するのが円谷プロダクションであるということは広く知られていますが、あるタイ人の実業家が、円谷英二氏の息子である故・円谷皐(のぼる)氏から「ウルトラQからウルトラマンタロウまでのシリーズの海外利用権を譲渡するという契約書を1976年にもらった」と主張。

海外での権利利用について1997年から円谷プロダクションと長きに渡り、さまざまな国で争っているのです。

これらの訴訟についてHUFFPOSTは2013年に、「契約書は真っ赤な偽物」という円谷プロダクション側の主張がタイ王国では認められたものの、日本・中国ではこの主張が認められず、「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「帰ってきたウルトラマン」「ウルトラマンA(エース)」「ウルトラマンタロウ」の6作品の中国国内での利用権は、タイ人実業家側にあることが確定したと報じています。

こうした背景も踏まえて円谷プロダクションに対し、「ドラゴンフォース~さようならウルトラマン~(原題:鋼鐵飛龍之再見奧特曼)」へのウルトラマン出演や、見た目が日本版と大きく異なるウルトラマンの登場を把握しているかを問い合わせたところ、広報の担当者は「本件映像作品やウルトラマンキャラクターの利用等について、弊社としては一切関知しておらず、許諾・監修等を実施したものではありません」と回答。

今後については「権利者としてしかるべき対応をとってまいります」としつつも、これまでの訴訟の経緯が関係しているかについては、「法律的な見解を含め、詳細については今後の対応に関わりますので現時点でのコメントは控えさせていただきたく存じます」としました。

中国をはじめ、アジア圏でも絶大な人気を誇るウルトラマンシリーズ、今後の対応に注目が集まります。

[via:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1707/15/news024.html]

円谷プロ法的措置も

円谷プロダクションは19日に公式サイトを通じて

「当社は一切関知しておらず、本件映像作品は当社の許諾・監修等なく製作されているものです」

「あらためて本件発表を行った中国企業、および本件映像製作に関与している者に対し法的措置を含む断固とした措置をとってまいる所存です」と声明を発表した。

[via:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1707/15/news024.html]

ネットの反応

・日本人以外のアジア人にはよく負けるウルトラマン
・タイと日本の判決の違いは、確かに奇妙だ
・オマージュとかレスペクトで丸く収めろよ
・タイの権利者から許可得ていればまったく問題ないんだよな。
・なに整形してんだよw
・ウルトラマン猪木w
・シャクレ乳首マン
・無許可ウルトラマンという新しいウルトラマン
・元記事の写真を見ると「ウルトラマンライザップ」ですな。
・「ドラゴンフォース」ってのもセガサターンのゲームの商標だろ。
・バンダイのマネー使えば海外の権利買い取れるんじゃ
 >実際に海外での展開の権利はチャイヨーからバンダイがすでに買っている。
 >今、海外展開の権利持っているのは円谷プロの大株主のバンダイナムコ。
 >チャイヨーはすでになくなっている。
・これで弱腰なところを少しでも見せたら
 バッタもんライダーが一気に百人がとこ出てきそうだ
・帰ってくれシナトラマン
・ウルトラマンAの最終回
 やさしさを失わないでくれ。
 弱いものをいたわり、
 互いに助け合い、
 どこの国の人たちとも友だちになろうとする気持ちを失わないでくれ。
 たとえ、その気持ちが何百回裏切られようと。
 それがわたしの最後の願いだ

こんな記事はいかがですか?
注目されている記事

まだデータがありません。

この記事、あなたはどう思いましたか?

コメントを残す