火星と木星の間にある準惑星「ケレス」に、正体不明の白い点が見つかり、アメリカ航空宇宙局(NASA)の天文学者を困惑させている。
NASAは2月25日、ケレスの最新写真を公開。
ケレスに接近中の探査機ドーンが19日、約4万6000kmの距離から撮影したものだが、ケレスの表面に白い点が2つ、くっきりと写っていた。
ドーンがケレスに接近した1月末以降、ケレスの表面には複数の白い点が見え始めたが、その正体をめぐって、専門家の間で「凍った湖」「クレーター」「山」などと意見が割れている。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で「ドーン」のプロジェクトを担当している主任研究員クリス・ラッセルさんは
「ケレスの光る点は、同じクレーター内の盆地上に少し暗いもう一つの点を伴っています。これは火山のような物に由来する可能性がありますが、もっと解像度の高い写真が撮影されるのを待つ必要があります」と話している。
ドーンは3月6日にケレスの周囲を回る軌道に入る予定だ。
[引用/参照:http://www.huffingtonpost.jp/2015/02/26/ceres-white-spot_n_6757958.html]
水蒸気を噴き出した過去も
火星と木星の間にある準惑星ケレスの表面の2か所から、水蒸気が出ていることを発見したと、欧州宇宙機関(ESA)や 米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが22日、英科学誌ネイチャーに発表した。
ESAが2009年に打ち上げたハーシェル宇宙望遠鏡による赤外線観測で判明した。噴出する水の量は毎秒計6キロ・グラム とみられ、表面付近の氷だけでなく、深部にある氷が解けて火山のように噴出している可能性もあるという。
ケレスには、NASAの探査機ドーンが15年に到着し、観測を始める予定だ。
研究チームはケレスの活動や内部の構造を調べ、太陽系ができた経緯や星の成り立ちについての手がかりを探すことにしている。
◆準惑星ケレス
太陽を回る星のひとつで、火星と木星の間にある小惑星帯の中では最大の天体。1801年にイタリアの天文学者が発見した。
直径は約950キロ・メートルで、地球の13分の1程度。2006年に国際天文学連合が定めた天体の定義で、惑星と小惑星の中間にあたる「準惑星」が新設され、冥王星などと共に分類された。
[引用/参照:http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20140123-OYT1T00003.htm |2014/01]
こういう話は夢があって面白い