昼下がりの情事の末の悲劇だった。
不倫がバレるのを恐れ、意識不明になった男性会社員(52)をラブホテルに放置したとして、兵庫県警有馬署は23日、神戸市北区に住むパートのA子(51)を保護責任者遺棄の疑いで逮捕した。
A子と男性は、日本三古湯のひとつである有馬温泉のホテルで働いていて、約1年前から不倫関係に。共に家族がいる“W不倫”だった。
前日の22日、女は仕事が休みだったため、男性の勤務が終わるのを待って、職場から車で15分ほどの六甲山のラブホテルにしけ込んだ。時間は午後3時過ぎ。まさに2人が合体中、男性が突然意識を失い、息をしなくなったという。
「女は応急手当もせず、男性をほったらかしにして慌てて服を着て部屋を飛び出し、1階まで降りてホテルから外に出ようとした。しかし、料金を支払わないとドアが開かないシステムになっていて、あたふたしていたそうです。
『何をしてるんやろ?』と不審に思った従業員が声を掛けたところ、『一緒にいた人が意識を失った』と話したので、部屋まで確認に行ったら、男性が倒れていた。
それですぐに救急車を呼んだのです。捜査員がA子に事情を聞くと、『不倫がバレると思ったから逃げた』と供述したため、逮捕に至った」(捜査事情通)
救急車が到着したのは、意識不明になってから20分以上も後のこと。男性は病院に搬送後、死亡が確認された。
A子は現場になったラブホテルから、車で20分ほどの新興住宅街に住んでいた。
「数年前に引っ越してきて、敷地面積は200平方メートル以上で2階建てのとても瀟洒なお宅です。奥さんは背が高くてスラっとしていて、大人しそうな感じの方ですよ」(近隣住民)
旦那が仕事をしている平日のまっ昼間に同じ職場の“上司”とラブホで逢瀬を重ね、しっぽりやっていたのだろう。
医師でジャーナリストの富家孝氏がこう言う。「腹上死したケースで一番多い体位が、騎乗位です。女性の動きが激しいため、興奮度が上がるからです。
そのうえ、激しい動きに合わせないといけないので、体への負担が大きくなります。不倫関係にあるという刺激と、年齢が高くなればなるほど、腹上死の確率が上がります」
熟年不倫は文字通り“危険な情事”だ。
[via:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/218275]