独身の子供がいる親同士が、子供の代理として参加するお見合いが１６日、奈良市内で開かれた。２０代後半～５０代後半の、結婚する気のない娘や離婚を経 験した息子を抱える親ら約８０人が参加。持参した身上書を交換し、懸命に“良縁”を探した。参加した親からは「子供の結婚を放っておけない」「藁（わら） をもつかむ気持ち」など切実な声が聞かれた。

お見合いの持ち時間は３時間。最初の１時間は、息子のいる親が、事前に“目星”をつけた娘のいる親のもとに駆け寄り、身上書を交換。会話を通じて互いの希望や家庭環境、価値観などを慎重に確かめた。

　次の１時間は、逆に娘のいる親が、息子のいる親のもとへ。最後の１時間はフリーで、それぞれ本命の相手と綿密に情報交換した。

[産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000031-san-l29