看護師や介護ヘルパーなど医療・福祉の分野でも人手不足は常態化している。ありとあらゆる分野で「人がいない」ことが顕在化してきた。
なぜこんなことになったのか。実はその責任の一端が、国にもあることをご存知だろうか。歴史人口学が専門の鬼頭宏・上智大学教授は語る。
「1972年に『成長の限界』という有名なレポートが出され、世界的に資源問題と人口爆発が注目されました。
その潮流に乗り、2年後の昭和49(1974)年に政府は人口白書で『出生率を4%下げれば昭和85年までに人口は減少に転じる』と発表したのです。
さらに国会議員や財界人が集まった『日本人口会議』で、『子供は2人まで』とした宣言が採択され、人工中絶や避妊用ピルの公認を求めるなど産児制限の取り組みもなされていった。
先ほどの昭和85年と言えば、2010年ですから、人口減少は見事に成功したわけですが、減少の勢いが止まらなかった」
こうした社会運動の結果、私たちの意識のなかには、「結婚して子供を2人産めば日本は大丈夫」というイメージが定着してきた。
だが、ここに「ゼロ・イチ・ニの法則」と呼ぶべき落とし穴がある。子供が必要だ必要だと喧伝される昨今、女性は自分の子供が0人だと、大変なプレッシャーを感じる。1人生まれて少し安心し、家計が許すなら2人と考える。
しかし、2人生まれると、「もう義務は果たしたよね」と考える女性が圧倒的になるというのだ。
厳しい景気のなか、全て国民に負担をかけてまだ少子化を問題視して、金のない国民が子供つくる余裕があると思ってるバカが居てるのか?
日本はこうなるしかないんではないの?
最近長生きしたいと思わなくなってきたよぉ