「京大付属病院の医師」などと偽って結婚話を持ちかけ女性から金をだまし取ったとして、兵庫県警は１３日、詐欺容疑で住所不定の無職、杉原章五被告（４７）＝別の詐欺罪で公判中＝を追送検した。

杉原被告は頭髪の薄さを隠すためにかつらを着けたうえで、３０代前半の医師やアパレル会社社長などと名乗り、お見合いパーティーに参加。知り合った５人の女性から計１３３０万円をだまし取ったという。

同署によると、杉原被告が目をつけたのは高収入者限定のお見合いパーティー。偽造した名刺を手にスーツ姿でバッチリと決めて乗り込んでいった。肩書は京大付属病院心臓血管外科准教授、アパレル会社社長、獣医などで、薄い頭髪を隠すために５種類のかつらを使い分けた。

　「かつらは肩書に合わせて、アパレル会社社長のときは長めのウエーブがかかったもの、医師のときは分け目が入ったものを使っていたようだ」（捜査関係者）という。

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http://www.sanspo.com/geino/news/20130314/tro13031405010000-n1.html