Googleは人工知能と「マシン学習」、つまり人間の学習能力と同様の機能をコンピューターで実現しようとする技術のリーダー格だ。

しかし、同社のコンピューターはまだ多くのことを学ばねばならない。今週、「Googleフォト」アプリによって大きなヘマを犯したからだ。

このフォト・アプリは、黒人2人を「ゴリラ」とタグ付けしてしまった。ウェブ開発者ジャッキー・アルシネ氏がこの誤りを発見し、そのタグ付け写真をツイートした。

同氏はツイッターで「Googleフォトの大ばか野郎。私の友人はゴリラではない」と書いた。

Googleは謝罪し、問題解決のためアルゴリズムを修正中だと述べた。

Googleの広報担当者は「われわれは愕然とした。こうしたことが起きて本当に申し訳なく思う」と述べた。

そして、「自動的なイメージラベル表示について依然として多くの作業が必要であるのは明白で、こうした種類のミスが将来発生するのを防止するにはどうするか検討中だ」と語った。

ゴリラのタグ付けミスは、Googleが数週間前に導入した「Googleフォト」アプリの検索機能で発生した。

ユーザーが検索を開始すると、Googleはマシン学習（ラベル表示などを実行するようコンピューターを訓練した技術）から展開されたカテゴリー（タグ）を示す。

Googleはゴリラ・カテゴリーを除外し、こうしたタグ付けが二度と表示されないようにした。

[引用/参照：http://jp.wsj.com/articles/SB10468926462754674708104581082773456994848]