変なニュース

痛いニュースと芸能や面白ネタ満載の変なニュース

カテゴリ:なるほど

モンドセレクションの真実!有り難がっているのは日本だけ

2015/07/02

LINEで送る
Pocket

「○○賞受賞」を宣伝文句に謳った商品はよく見かけるが、数が多すぎて「その賞、ほんとに権威があるの?」と疑いたくなるものも。

代表的なのは「グッドデザイン賞」だろう。応募数の実に3分の1が受賞できてしまう実態には批判もあるが、日本デザイン振興会の広報に問い合わせたところ、

「この賞の目的は、デザインの機能、役割、可能性、魅力などを社会に普及・定着させ、そのために企業や行政を奨励することにあります」

との回答。つまり、決してデザインの優劣を品評しているわけではないのだ。

しかし、消費者がこの賞を権威付けや格付けだと誤解しがちなことについては、「さらに周知を図っていく必要があると考えています」とのこと。

食品業界で有名なのは「モンドセレクション」。

ベルギーの民間団体が審査しているが、実は応募数の約8割が日本からの出品。そのうち3分の2が金賞か最高金賞を受賞できてしまうという。

フードアナリストの重盛高雄氏は、

「モンドセレクション自体は、54年の歴史を持つ由緒正しい機関ですが、そもそも“商品が規格や表示通りの品質かどうか”を絶対評価で品評するものであって、ミシュランのような“おいしさの格付け”ではないんです」

と語る。いわば消費生活センターの商品テストのようなものを、さも権威ある賞のように日本企業が利用しているのが本当のところなのだ。

また、映画で気になるのが「モントリオール世界映画祭」。

『悪人』で深津絵里が最優秀女優賞を受賞したり、吉永小百合が企画・主演した『ふしぎな岬の物語』が審査員特別大賞を獲得して“快挙”と報じられたが、その価値は?

「モントリオールは、地元の人が楽しむための地域密着型の映画祭。ヴェネツィアやカンヌとは、そもそもの性質や評価の基準がまったく違います」と指摘するのは、映画批評家の前田有一氏。

移民社会のカナダらしく、さまざまな国のマイナーな作品や新人発掘に重きを置いており、その敷居の低さに目をつけて、日本の配給会社がこぞって宣伝材料に使っているのが実情だという。

いずれも賞自体よりは、賞の意味をぼかして権威付けに利用する企業の宣伝姿勢を問題視したほうがよさそうだ。

[引用/参照:http://nikkan-spa.jp/855786]

モンドセレクションとは、1961年にベルギー王国経済省とECが共同で創設したもので、ベルギーのブリュッセルに本部を置き、世界各地にある優れた市販商品の評価・品質向上を目的とした国際的な品評機関だそうです。

毎年、約70カ国から1500点以上の製品が、品質基準分析のためにエントリーされます。最高金賞・金賞・銀賞・銅賞があり、評価基準は公開されていないのですが、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」等の項目だといわれています。

受賞には絶対評価を用いている為、受賞率は81%と高いそうです。

○100点満点の90点以上で特別金賞(グランドゴールドメダル)
○80点以上で金賞(ゴールドメダル)
○70点以上で銀賞(シルバーメダル)
○60点以上で銅賞(ブロンズメダル)

だけど、モンドセレクションは定められた基準を満たした製品には全て賞がもらえる仕組みになっていて、全世界からの審査対象品の50%が日本からの出品で国際的にはほとんど無名な賞なんです。

近年、日本から出品した食品は毎年50~100点が最高金賞を受賞していて、出品した8割が何らかの賞を受賞しているんです。審査は毎年行われていて、審査料は基本的に1製品ごとに1100ユーロです。

このモンドセレクションを有り難がっているのはどうやら、外国の権威みたいなものに弱い日本だけで、外国ではあまり認知されていないらしく、審査の申請の5割が日本製品なのです。

[引用/参照:http://www.royaltahiti.jp/news/?p=2917]

受賞すると、モンドセレクション創設当時のベルギー経済庁本部を浮き彫りにした受賞メダルを使ったマークを広告やパッケージに使用することができるが、使用期限は5年。

ただ、最高金賞を3年連続で受賞すると与えられる「国際最高品質賞」などを受賞すると、永久使用が許可されるという(受賞年を明記する必要がある)。

この「モンドセレクション受賞」のマーク。最高金賞受賞商品をずらり並べてみると、マークが少しずつ異なる。これは、事務局から渡されたロゴイメージを元に、受賞企業が各自にアレンジしているためだ。

受賞式は、毎年初夏にヨーロッパ各国を巡回して行われる。受賞者には招待状が届くが、受賞式に参加する交通費は、ミシュラン同様に“自腹”となっている。

[引用/参照:http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080131/1006634/]

こんな記事はいかがですか?
注目されている記事

まだデータがありません。

この記事、あなたはどう思いましたか?

コメントを残す