「フォークの背乗せ」とは、洋食を食べる時、フォークの背にご飯をのせて食べるという日本独自のマナーです。
海外では欧米人はライス(ご飯)をフォークの腹にのせて食べるらしく、フォークの背にごはんを乗せて食べるのは日本人だけ、しかも40代以上のみのようです。
というか「フォークの背乗せ」でこれだけ意見が紛糾する時点で、これはもはや都市伝説と言って差し支えないでしょう。
欧米ではフォークの背にライスを乗せて食べるのが正式なマナー、これは都市伝説だと思います。
「フォークの背のせ」について調べていくと、イギリス式はフォークの背にライスをのせる、フランス式はフォークの腹にライスを乗せる、イギリス王宮の上流社会のマナーだ、などとフォークの背乗せ肯定派が必死に反論する姿に哀愁が漂います。
あんた、背中が煤けてるぜ。
「フォークの背乗せ」正式(?)マナーでは、フォークの背にナイフでご飯を固めて食べるそうですが、そもそも欧米で主流なのはタイ米のような長米種で、パサパサした長米種はポロポロこぼれてフォークの背にナイフで固めるなんて芸当はできません。
ヨーロッパのピラフやリゾットやパエリアなどの米料理はスプーンで食べますし、フランス料理やイギリス料理はパンが主食で、イギリスやフランスではそもそも米を食べる文化が存在しません。
フランスやイギリスで米を食べるようになったのは最近のことです。
米を食べる文化のないイギリスでライスを食べるマナーが存在するというのも矛盾しています。
どちらにせよ、欧米人はフォークの腹かスプーンでライスを食べるらしく、フォークの背にご飯を乗せて食べる日本人は滑稽に見えるようです。