いつの頃からか「宇宙人はすでに地球を訪れている」と都市伝説のように伝えられていたが、この噂に密かにうなずく政府関係者も多いと聞く。
そんななか、1963年~67年の間、カナダの国防相を務めたポール・ヘリヤー氏がカルガリー大学の講演会で「宇宙人は何千年も前から地球を訪れており、人類に失望している」と主張。
世界中の指導者たちに、ただちに宇宙人情報を開示するよう求めたとして、英大手タブロイド紙「DailyMail」など、複数メディアが報じた。
2005年に初めてUFOの存在を公言したヘリヤー氏は、宇宙人の存在を隠蔽する政府に警鐘を鳴らすべく、積極的に活動している人物で、これまでもさまざまなメディアで「宇宙人は何千年も前から地球を訪れており、我々の科学技術の進歩は宇宙人の恩恵によるものだ」と主張している。
そして、宇宙人の高度な技術を手本にして、人類はマイクロチップ、LED、防弾チョッキなどを開発したのだと語っているのだ。
また、「一部の宇宙人を除き、ほとんどの宇宙人は人類に対し慈悲深いが、人類はあまりにも長い間、戦争に高額な軍事費をかけ、慈悲の心を忘れてきた。
我々人類は核兵器を発明したが、宇宙で再び原爆を使用することがあれば、人類のみならず宇宙全体にも影響を及ぼすことになる」と宇宙人は核兵器を使用することに警鐘を鳴らしているとも主張。
宇宙人は、我々の環境汚染や戦争に対する考えを改めるまでは、高度な宇宙技術を人類と共有するつもりはないという。
また、ヘリヤー氏によると地球には4種類の宇宙人が訪問してきており、中には我々に紛れて暮らしている宇宙人もいるということだ。
ヘリヤー氏は具体的に3種類の宇宙人の特徴を語り、背が高く白人に似ている「トールホワイト」、身長が150cmほどで大きな頭と細い手足を持つ「ショートグレイ」、ほかにも北欧人のような外見の金色の髪の宇宙人がいるという。
そして、「トールホワイト」は、ネバダ州にある米空軍基地で働いていると公言しており、米政府の宇宙人隠蔽説を支持する人々の間で話題になっているのだ。
ネバダ州には「クリーチ空軍基地」や映画『トップガン』の舞台にもなった「ネリス空軍基地」が存在するが、偶然にもロズウェル事件に関与しているとされる米軍機密基地「グレーム・レイク空軍基地(通称:エリア51)」もある。
かねてより秘密めいた噂の絶えないエリア51であるが、彼が「トールホワイト」の勤務地候補に挙げたことで、さらなる憶測を呼んでいるのだ。
UFO研究家のスコット・ウェアリング氏は「ヘリヤー氏が宇宙人について公言するたび、エイリアンの存在を何千人もの人々に認識させることができる。これは情報開示に向けた大きな進歩である」とヘリヤー氏の熱意を絶賛している。
宇宙人の存在が公表されればその技術を軍事力に利用したいと思う国は多いだろう。ヘリヤー氏は最後に「我々は互いを殺しあうのではなく、互いを助け合い平和への道を歩んで行くべきである」と語ったが、まさしくその通りである。
[引用/参照:http://tocana.jp/2015/05/post_6363_entry.html]