男性なら必ずお世話になる官能的な映像、いわゆる「ポルノ」であるが、男性諸君は一体どれぐらいポルノを見ているだろうか?現代では簡単にネットでポルノを楽しめるようになり、昔に比べて男性がポルノ鑑賞に費やす時間が長くなっているようである。
しかし「ポルノを見る時間が多い人は、脳のある部分が小さく活動が鈍い」との研究結果が発表され話題となっているのだ。
・ポルノ鑑賞量と脳活動の関連性
ポルノ鑑賞量と脳活動の関連性を調べたのは、ドイツのマックス・プランク人間発達研究所のシモーン・クーン氏率いる研究チームだ。まず研究チームは21~45歳の健康な男性64人を対象に、ポルノを日常的に鑑賞するかアンケート調査を行った。そして次に被験者の脳をスキャンし脳容積を量り、どのように脳がポルノ映像に反応するか分析した。
・ポルノをよく見る人の脳は小さい!
するとポルノを頻繁に見る人の脳は、やる気と深い関わりがある “線条体” という部位が小さいことが判明したのである。そして線条体が小さいと性的刺激を感じづらく、ポルノ映像を見ている時、線条体の活動が鈍くなっていたことも確認された。
またポルノ鑑賞量が多い人は、線条体だけでなく、決断力と行動力をつかさどる前頭前皮質の活動も減少していたのだ。この研究でポルノの見過ぎは、脳サイズと性的刺激に対する脳活動の減少に関連することが初めて明らかになったのである。
・卵と鶏どっちが先か!?
しかし現時点では “卵と鶏どっちが先か?” と同じで、ポルノを見過ぎて線条体が縮小するのか、生まれつき線条体が小さい人がポルノをたくさん見るのか、どちらが先なのか明確ではないという。「頻繁に繰り返す行動が、人間の脳構造や機能を作るのです」と語るクーン氏は、タクシーを運転する行動でも脳に変化を起こし得ると例を挙げている。
・さらなる研究が必要
今回の研究に関して、米コロンビア大学の脳研究の権威グレゴリー・タウ博士は、ポルノの見過ぎで脳に変化が起こるのか、さらに長期にわたる研究が必要だとしている。
男性としては気になる研究結果だと思うが、結果がどちらに転がっても良いように、ポルノ鑑賞量は適度にしておいた方が無難かもしれない。
[ロケットニュース]
韓国人と中国人の脳は元々小さいよね
かもしれないが研究結果ねぇ…