オーストラリアの警察は、不具合が報告されている米アップル
同国南東部ビクトリア州の警察当局によると、アップルの地図アプリに従って車を運転していた多くの人が、誤ってマレー・サンセット国立公園まで誘導され、最大24時間もの間、食べ物も水もない状態に置かれたという。本来の目的地はミルデューラの町で、実際の場所とは約70キロも離れている。
警察の担当者によると、被害に遭った人の中には、車が動かなくなり、周囲にヘビやキツネがいたことから怖くて車外に出られなかったという人もいるという。
同国立公園はビクトリア州の北西端に位置し、四輪駆動車しか走行できないとされている場所。警察は、日中セ氏46度にもなるオーストラリアでそんな場所に行ってしまい、さらに携帯の電波が届かなければ大変なことになると警告した。
アップルはミルデューラの位置を修正したとしているが、依然として別の場所に誘導される人がいるという。警察ではドライバーたちに、アプリに頼りきるのではなく、自分の感覚や目で見たものに従って判断を下してほしいと呼び掛けている。
[ロイター]