ボスニア・ヘルツェゴビナのマフィアのボスを暗殺する企てに協力し、「ハニートラップ(色仕掛け)」を行ったとして、同国で禁錮刑を言い渡された米男性誌プレイボーイの元モデル、スロボダンカ・トシッチ被告(30)が、刑務所への収監を前に姿を消したことが分かった。裁判所が6日、明らかにした。
禁錮刑を言い渡した裁判所の報道官はAFPの取材に対し「ボスニア・ヘルツェゴビナ裁判所の要請に基づき、スロボダンカ・トシッチに対する国際刑事警察機構(インターポール)の逮捕状が発行された」と語った。
トシッチ被告は2006年に、マフィアのボス、ジョルジェ・ズラーレ氏とデートの約束をし、同氏と敵対する犯罪組織のボス、ダルコ・エレス被告に引き渡した。
エレス被告はズラーレ氏を暗殺しようとしたが、ズラーレ氏は怪我をしたものの逃げ延びた。
ボスニア・ヘルツェゴビナの控訴審は7月、トシッチ被告に2年6月の禁錮刑を命じた下級審の判決を支持した。
トシッチ被告はそれまで首都サラエボに近い両親の家で、移動の自由を制限されながら過ごしていたが、刑務所へ収監される日に出頭しなかった。
トシッチ被告は19歳でミス・ボスニアに輝き、隣国セルビアに移住後の08年に同国版プレイボーイ誌の表紙を飾った。
しかしトシッチ被告は、ボスニア最大規模といわれ、12年に一斉摘発が行われたエレス被告の犯罪組織の一員であることが分かっている。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/11987771/]
トシッチ被告ミス・ボスニアからの遍歴