全長487メートル、エンパイアステートビル大の小惑星「ベンヌ(Bennu)」。現在、時速10万kmで太陽を周回しており、来世紀、地球に衝突する可能性が指摘されている。
以前トカナでは、「もし、ベンヌが地球と衝突する可能性が高まってきた場合の対応策などは、まだまだこれからの課題になるであろうが、1910年にハレー彗星が接近した時に世界がパニックに陥った100年前とは、分析力も、科学的対応力も格段に上がっている」と、映画「アルマゲドン」のように小惑星の爆破、あるいは軌道変更によって地球衝突が避けられると期待を語ったが、どうやらそう簡単にはいかないようだ。
■ベンヌの地球衝突は避けられない!?
意識高い系ニュース「Big Think」(16日付)によると、Lawrence Livemore National LaboratoyとNASAは、地球との衝突軌道に入った小惑星にロケットをぶつけて軌道を変更する計画「HAMMER(緊急対応用超高速小惑星緩和ミッション)」を立てているが、ベンヌサイズの巨大小惑星に対しては全くの無力だというのだ。
代替案として、人工衛星を小惑星近傍に送り込み、その重力により軌道を変更するというプランもあるそうだが、これもベンヌほど巨大な小惑星には効果がないという。
ベンヌの軌道を変更することができるほぼ唯一の方法は、核弾頭をベンヌに打ち込むことだ。しかし、放射能を帯びた小惑星の破片が地球に降り注ぐ可能性が高いため、推奨できるプランではないという。
万策尽き、ベンヌが地球に衝突すると仮定すると、その衝撃は高性能爆薬の30億トン分の爆発力、広島に投下された原爆の200倍に匹敵すると言われている。世界規模の大惨事は免れないだろう。
■数学的にも人類は22世紀で滅亡する運命だった!
ちなみに人類は22世紀頃までに滅亡することを数学的に証明した「終末論法(doomsday argument)」という議論がある。
西暦2000年付近に生きている私たちは、人類が発生してから滅亡するまでの総人数のうち例外的に初期のメンバーである可能性は低い。
たとえば、人類発生から人類滅亡まで合計で100人の人間がいたと仮定しよう。その時、この私が最初の5人の誰かとして生まれるよりも、それ以外の95人のどれかにあたる可能性の方が圧倒的に高い(95%の確率)。
ところで、ここ50年間で人類の総数は約2倍に膨れ上がっている。もし人類が今後数十万年も繁栄するとしたら、21世紀初頭に生きる私たちは全人類のうちで例外的に早い順番(先ほどの例だと最初の5人)に含まれることになるだろう。これはありそうもない(低確率すぎる)。よって、人類の滅亡は近い。
終末論法はもちろん思考実験に過ぎない。しかし、22世紀にベンヌが人類を滅ぼすかもしれないという実際的な問題と、確率・数学的な人類滅亡時期がリンクしていることは偶然というにはあまりにも出来すぎている。
果たして22世紀の人類は終末を乗り越えることができるのだろうか……。
[via:http://tocana.jp/2018/03/post_16352_entry.html]
ネットの反応
・全長1キロ無いんだったら、その衝突の絵はおかしいだろ。
・恐竜が絶滅したように、いずれ小惑星衝突で今の生態系が大打撃を受けるだろうけど、まあ何千万年か何億年かに1度ぐらいの話だな。
・科学技術が進歩していけば、タイムマシンが作成される。タイムマシンが作成されるなら、かならず今の時代にきている。しかし今の時代にきている証拠がなにもない。つまり、タイムマシンが作成できるようになる前に、人類は滅亡している。
・来世紀とか舐めてんのか 来年にしろ来年に
・いや正直、広島の200倍程度なら東京に落ちたとしても本州が壊滅するくらいで人類はかなり平気じゃね?
・人類は滅亡に備えてDNAを大気圏突入可能なカプセルにして、宇宙に撒いておけ。
・ハゲが救ってくれる
・500メートルとか余裕だろ 500キロメートルならヤバイけどさ
・これ系で当たった試しねぇよな やる気出せや小惑星
・みんなで一斉におならして追い返そう
・俺が核兵器積んだエンデバーに乗って爆破する
・PAC3があるからOK
・きたか…!!
( ゚д゚ ) ガタッ
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大きさより質量と衝突時のスピードだろうなぁ〜
核を使うより意外と通常兵器の方が効果的説もある。
核兵器推進派が主張しているだけだからね