仲間の少年3人と共謀して、留守の男性宅から現金約80万円などが入った金庫を盗み出したとして、神奈川県警松田署は29日、住居侵入と窃盗(空き巣)の容疑で、同県南足柄市の庭師の少年(18)を逮捕した。
逮捕容疑は8月28日、外出中の同市の無職男性(75)の家に侵入し、現金約80万円や貴金属など計6点(計約20万円相当)の入った金庫を盗んだとしている。
同署によると、少年は遊び仲間の同市の土木作業員の少年(16)=別事件で少年鑑別所に収容中▽平塚市の定時制高校の男子生徒(16)=同▽小田原市の男子中学生(15)=別事件で少年院送致-の3人と共謀。いずれも容疑を認めており、庭師の少年は「パチンコに使った」などと供述しているという。
同署によると、男子中学生が無施錠の1階窓から侵入して玄関を開け、他の3人は玄関から侵入。4人で金庫を持ち出して庭師の少年の運転する車で逃げた。
同署によると、金庫は高さ約68センチ、縦約46センチ、横約46センチの大きさで、重さ約70キロ。4人は空の金庫を車で小田原漁港まで運び、8月29日夜、台車に乗せて岸壁から海に捨てたといい、同署は同漁港から金庫を引き揚げた。
[msn]