スターバックス はドリップコーヒーなどの量を減らしていたことを21日から顧客に通知し始めた。20日のブルームバーグ・ニュースの報道後、利用者からの問い合わせや、インターネットでの書き込みが相当数に上ったため。
スターバックスは全国965店舗のレジカウンターなどで、「お客様各位:一部ドリンク商品の内容量変更のご案内」と題し、ドリップコーヒー、ティー、カフェアメリカ―ノで、これまでカップの縁から6ミリ下まで注いでいたものを、15ミリ下までに5日から変更したとの案内の掲示を開始した。「持ち運び時にこぼれやすく火傷する」、「ミルクやシロップを足すと溢れてしまう」などとの指摘に応えるためだという。
スターバックスコーヒージャパンの足立紀生広報担当は、案内について「今朝から全店で開始した。これまで口頭ベースで(任意で)告知してきたが、それでは弱く告知の仕方を強化するため」と述べた。
また、減量は「カスタマーサービスのためであり、コストカットではない」と強調した。同氏はこれまでのブルームバーグ・ニュースの取材に対し、発表も顧客への告知も計画していないと述べていた。
ブルームバーグは20日、同社が非開示でコーヒー量を減らしていたことについて、一部の顧客から不満が出ていると報じていた。
日本ではショートサイズのコーヒーは300円で販売されているが、米国ではショートに当たるサイズはいわゆる裏メニューで、シアトルでは1.70ドル(約140円)で日本の半額以下となっている。
[痛いニュース]