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ポテチ高騰 プレミア化した商品は…カルビーに裏の狙い!?日米ジャガイモ戦争に発展も

2017/04/14

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2016年夏の台風被害による北海道産のジャガイモ不足で、大手菓子メーカーが一部ポテトチップス商品の販売休止を決めた影響により、オークションサイトなどでは一部休売商品の価格が「高騰」している。

とくに「プレミア化」が進んでいるのが、全サイズが販売休止となるカルビーの人気商品「ピザポテト」だ。

通常一袋(63グラム)あたり130~140円で販売されている商品だが、フリマアプリ「メルカリ」では一袋500円以上での出品が数多く見つかる。
通常価格の3~4倍に

「当初は外国産のジャガイモを輸入して生産を継続する予定でしたが、こちらが求める品質に見合うものがなく、人気の高い定番商品に注力して製造する措置を取りました」

17年4月中旬から計33商品を販売終了・休止するカルビーの広報担当者は4月11日、J-CASTニュースの取材にこう話した。休売とした商品については「販売はいずれ再開する予定だが、時期は未定」とした。

また、カルビーに先駆けて3月25日から販売縮小の措置を取った湖池屋の広報担当者は取材に対し、

「昨年の8月末頃からジャガイモの収穫に影響が出ることは見込んでいたので、新商品の発売数を減らすなどの調整を続けていました。

ですが、やはり原料の状況が思わしくなく、定番商品やご要望の多い商品に絞って生産することを決定しました」

と話す。湖池屋では計16商品が販売終了・休止となっており、「早期の販売再開をめざし、最善を尽くします」と担当者は話していた。

こうしたポテトチップス商品の販売縮小の影響を受け、フリマアプリやオークションサイトでは、「ピザポテト」(カルビー)や「ポテトチップス リッチコンソメ」(湖池屋)などの商品が高額で出品されるケースが続出している。

実際、フリマアプリ「メルカリ」でピザポテトと検索すると、今回の騒動に「便乗」したとみられる出品が200件以上ヒットする。一袋あたりの出品価格は500円程度で、これは通常価格の3~4倍ほど。出品ページをみると、

「品切れ続出!」

「買い占めが始まって、どんどんなくなりつつあります」

「もう食べられなくなる!!!」

などと品薄感を煽るような文章が並んでいる。なかには、個人で100袋以上のピザポテトを扱う出品者も出ていた。

[via:http://www.j-cast.com/2017/04/11295313.html]

オークションで10万円も

カルビーと湖池屋のポテトチップスが品薄になることが伝わった10日以降、スーパーなどの店頭で消費者の買いだめが起きている。

首都圏の食品スーパーでは10~11日の売り上げが前年に比べて2倍近くに跳ね上がった。オークションサイトではカルビーの商品が高額で取引されている。あるサイトでは数袋で9万8000円で出品された。

慶応義塾生協藤沢店(神奈川県藤沢市)は学生にポテトチップスのセールを月内に実施すると告知したうえで「高額な転売や闇ポテチにはくれぐれもご注意ください」と注意喚起した。

[via:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ12HMG_S7A410C1TI5000/]

ネットの反応

・そこまでしてポテチ食いたいとは思わんが、冷凍ポテトが無くなるまたは高騰すると困る
・その値段で買いたい奴がいるなら、別にいいよな。
・なんで北海道産にこだわるのか理解しがたい
・あれだけ濃い味付けだったら素材のジャガイモなんて何でもいいだろ
 >ポテチ専用のジャガイモがあるのだよ。嫌なら食うな@北海道
・外国産でいろいろやってみたらしいけど品質が悪いので駄目だったらしい。
・あの頃、ペヤングは天井価格を付けたね
・ニュースでやるからバカが買いだめすんだよ なんも言わなきゃ気付かれないのに
・今テレビでは、ヤフオクで一袋1000円とか言っているぞ
・アホが踊らされよるわ
・口に入れるものをオクで買うとか理解できない
・話題になったものを無性に欲しがるってのはこころの病なんだろうね

「ポテチの危機」に見え隠れする米国の影

売上の5割をポテチが占めるカルビーが、「ジャガイモ不足でポテチがつくれません」と世に訴えたところで、株価的にもビジネス的にもなんの得もないじゃないかと思うかもしれないが、実はひとつだけメリットがある。

それは、「米国産ジャガイモ」の輸入拡大をスムーズにおこなえるということだ。《中略》

「安定生産のため」という説明だけでは、生産地は納得しない。07年から比べると高齢化による離農も進み、ジャガイモ農家はかなり厳しい状況に追いやられているからだ。

そこで浮かび上がるのが、「ジャガイモ不足でポテチがつくれません」というメッセージだ。

企業としても「販売休止」という痛手を負っている。もちろん、今まで通り、北海道のジャガイモ農家が最優先ではあるのだが、商品を心待ちにしているお客様のため、やむなく米国産ジャガイモの比率を上げていきます、という大義名分が立つのだ。《中略》

今回の北海道産ジャガイモ不足に端を発したポテチの販売休止・停止は、米国産ジャガイモ輸入拡大への布石なのではないかという読みは、カルビーが認めているわけではない以上、筆者の推測の域を出ない話ではある。

しかし、米国のジャガイモ生産者たちが、日本のポテトチップス業界の動向に熱い視線を送っているのは事実だ。《中略》

今回の「ポテチショック」が引き金になって、「日米ジャガイモ戦争」の火ぶたが切って落とされる日もそう遠くなさそうだ。

[via:http://diamond.jp/articles/-/124653]

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