もはや毎年恒例行事となっているAKB総選挙の為のCD大量購入。AKB総選挙をよく知らない方に説明すると、投票権付きのCDを購入することにより、好きなメンバーに1回投票可能となる。
つまり2枚買えば2回、100枚買えば100回と言う具合で投票が可能となり、大量購入するユーザは結果を左右する重要な役割を果たす。ただ反面、このようないわゆるAKB商法により音楽業界をダメにするなどと揶揄され散々物議を醸している。
今年も恒例行事としてAKB総選挙用のCD大量購入自慢がネットにアップされた。160万近く購入した強者や、200万近く購入した猛者まで幅広いユーザが投票権を求め大金をはたいた。もちろん彼らに推しメンがいることは言うまでもなく、彼らの手によって数千票が動く恐れがある。またCD以外もファンクラブ会員に入ることによっても投票権が与えられる為、更なる投票権を獲得している可能性がある。
そしてAKB総選挙の上位数名が32ndシングルの選抜に選ばれ1位のメンバーは当然センターとなる。メンバー入りすることに命をかけるファンは、自分の財産など目もくれずひたすら推しメンに投資をし、見事選抜に選ばれれば、かつてない高揚感と快感を得るのだろう。
だが、前回もそうだが購入した大量のCDはゴミとなり、粗大ごみとして出される。この現状を見たネットユーザがすかさずTwitterにアップし物議を醸すなど問題となっている。それを受けてか去年のレコード大賞で部克久氏が意味深発言をしたのは記憶に新しい。
はたして今回の総選挙で音楽業界、いや日本の経済はどのような展開を見せるのか。
[秒刊SUNDAY]
資源の無駄遣い
くずだな