出版不況がいわれる中、書店の廃業・閉店の波が街の小規模書店だけでなく、地域の中核書店にも押し寄せている。先月末には、海事書などで有名だったミナト神戸の老舗が店を閉じた。
海文堂の福岡店長は「お客さんが待ってくれなくなった」と話す。書店が卸業者に注文しても、本が店に届くには1週間前後かかる。それに対し、独自の物流基地を整備したアマゾンや楽天は翌日配達も可能で、地域によっては当日に本が届く。
「『1週間もかかるのだったらいらんわ』となる。かなわない」(福岡店長)。
さらにネットオークションには、出版して日の浅い中古本が安く出回る。
加えて、書店の本棚で思わぬ拾い物を見つけるという読書家の楽しみも、ネット通販の「お薦め」
機能が提供するようになっている。通販で本を買うと、購入履歴や同じ本を買った人たちの傾向を分析し、「こんな本はいかがですか」と表示されるのだ。福岡店長も「『お薦め』の精度が上がったせいで我々の優位性が脅かされた」と話す。
「皆さん、本屋さんで本を買ってください。そうしないと町から本屋がなくなります」。
海文堂書店最後の夜、福岡店長は店の前に集まった約300人を前に、悲痛なあいさつをした。
店は11月下旬、ドラッグストアに衣替えするという。
[毎日新聞]
http://mainichi.jp/select/news/20131024k0000m040003000c.html
時代の流れ?
ネットで買わないにしても
ほとんどの人がTSUTAYAとかチェーン店行っちゃうでしょ
書店自体あんまり必要性無くなってんだから従来の経営で潰れちゃうのは当然なんじゃないかな
書店にしか出来ないサービスとか何かいいアイデアが見つかればいいのにね
小さい町の本屋だと品揃えがイマイチだから確実にしかも手早く手に入るネットショッピングに時代がシフトしていくのはしょうがないよな。