性犯罪事件の無罪判決が3月中に4件続いた背景を考えるシンポジウム(9日、都内)で、当連載で追った事件が紹介された。父親Aのみならず母親Bまでも加担していたことを知った聴衆は一様に「えー…」と拒否反応を示していた。
被害者支援に取り組む弁護士の上谷さくら氏は、さいたま地裁の量刑(主犯のAに懲役18年、ほう助犯のBに同7年)に「殺人でも18年はあまりない。1人の被害者に対する強姦、強制わいせつとしては相当重い」と判決を評価した。
一方、4件の無罪判決はなぜ出たか。裁判所、検察、法律の問題点をこう語る。
「判決文や報道から想像できる範囲で判断すると、検察の能力低下は感じないが、性犯罪被害者の心の傷は大きいので、遠慮した検事が事情を聴き切れておらず、公判でそこを突かれた可能性はある。
法律が悪いというのは起訴できるかどうかという間口の問題で、検察が法律の要件を満たしていると判断して起訴した以上、無罪になったのは法律が悪いとはならないと思う。
裁判所の事実認定や評価が不相当なのは目についた。背景には裁判官のゆがんだ倫理観の問題があるかもしれない」
無罪判決と、一般人の「おかしい」という感覚との間には埋められない溝がある。
「4件中3件は『被害者が抗拒不能』『性虐待を受け続けていた』『同意していなかった』などの事実認定をしたうえで無罪。
つまり、ひどい被害は明らかだけど犯罪ではない。国から『こんなことをしても犯罪にはなりません』とのお墨付きを与えられたに等しい」と上谷氏。
「おかしい」と声を上げる世論に対し、弁護士の間でも「法律に従って判断されただけ。批判する方がおかしい」と反論する見方も少なくない。
「国民の多くが判決に嫌悪感を抱いたのは『何なのこの国?』という怒りや不安だと思う。
加害者はきちんと裁かれるべき、被害者は適切に保護されるべき、未然に防ぐシステムを構築すべき――
などの議論をすることで、法律や制度ができて安心して暮らせる社会ができていく。おかしいと感じる普通の感覚がなければ『これでいいのだ』で終わってしまう」(同)
家庭内の性被害を防ぐには幼少期からの性教育も重要だ。
英国の学童保育や小学校では「パンツの中は自分だけのもの。誰かが中を見せてと言ったり触ろうとしたりしたらノーと言おう。秘密と言われても断ろう。そういうことがあったら信頼できる大人に相談して」と歌で繰り返し教えているという。
有罪でも無罪でも被害者は存在する。その一人ひとりが受けた悲しさを無駄にしてはいけない。(終わり)
[via:東スポ]
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/incident/1395627/
ネットの反応
・裁判官もゴミクズしかいない
・これ以上は法律を変えないと無理。
・スピード違反よりゴーカンって軽いのかなって思えてくる
・そのぶん痴漢冤罪で帳尻合わせ
・抵抗出来なかった虐待だったって認められてるのに無罪なの?
・上級も地裁も最近は限度を知らずにやりすぎだ これも飯塚と同じようにもっともらしい言い訳して国民を騙したつもりになってやがる
・あの4件をまとめてごちゃまぜに語ろうとしてもそりゃ無理だわ
・法律を無視しろってことか?
・感情に左右される人治国家になれと?気に入らないから死刑としてもええのんか?
>法が正しいという自信は何から来るのかね これは法が間違ってんだよ
・法が間違ってるんじゃなくて、裁判官が法の間違った解釈をしてると判断するのが妥当。
・国会議員は人の言葉の揚げ足とったり、権力争いしてないで、法を変えろよ!
・お偉いさんは該当する人ばっかりで有罪になると困るからじゃね
・裁判員制度必要ないな
・実名が出るか出ないか罪が軽くなるか重くなるかですがこの国の法律では相手によりコロコロと変わります
・この一連の判決もひどいが、NHK連続勝訴もひどい話。
・法律関係者は「正義の味方」じゃないよ。あくまで「法正義の味方」だよ。
・metoo言ってたやつらどこいった(´・ω・`)
・裁判官によっては有罪としたかもねというレベルではある だけど裁判官が個人的に吊るし上げられるような誤審ではないとも思う
・選挙のついでのあの、裁判官の信任投票。欄に裁いた事件名も入れてくんないかな。うっかい忘れちゃうんだよなぁ、あの事件の裁判官はどの人なのかをさ
>確かに。投票に意味がないよな。形だけ。