「エアコンから嫌なニオイがするときは、部屋の窓を全開にして16度で1時間つけっぱなしにすると解消できる」
――エアコンメーカーのお客さま相談センターに聞いたという意外なお手入れ方法が、ネット上で話題になっています。
きっかけとなったのはこちらのツイート
最近エアコンつけるとよっさんと野田君を合わせた臭いがして内部クリーンやっても、フィルター洗っても取れないから電話して聞いた。そしたら、
窓全開で16℃で1時間つけろと。試したらウソのように臭いが消えた(・・;)
同じ症状で困ってる人いたらやってみ(^^) pic.twitter.com/OLBrAHnZep— 凶暴パンツ@4.24手術完了 (@kyouboupant) July 7, 2018
最近エアコンつけるとよっさんと野田君を合わせた臭いがして内部クリーンやっても、フィルター洗っても取れないから電話して聞いた。そしたら、窓全開で16℃で1時間つけろと。試したらウソのように臭いが消えた(・・;)同じ症状で困ってる人いたらやってみ(^^)
このお手入れ方法は本当に有効なのか、だとすればどんな仕組みでニオイが取れるのかを、エアコン製品を製造・販売する三菱電機に聞いてみました。
「ニオイ成分を結露水で洗い流す」
――「部屋の窓を開けて16度で1時間運転」という方法は、本当に有効なのでしょうか?
三菱電機:当社としては、こちらが有効としてお客さまにも回答しています。
――どのような仕組みでニオイが取れるのですか?
低い温度で冷房運転すると、熱交換器やドレンパンに付着して残ったニオイ成分が結露水に溶け込み、洗い流されてニオイが軽減される仕組みです。
また、空気中に漂うニオイ成分も窓を開けることで室外に排出されるため、換気しながら低い温度で冷房運転をするのが効果的です。
――具体的にはどんな種類のニオイが取れるのでしょうか。
エアコンを運転すると、室内の空気と一緒に壁やじゅうたん、家具、衣類などにしみこんだニオイの成分をエアコン内部に吸い込みます。
室内のニオイの成分がエアコンに吸い込まれ熱交換器などに付着し、これが運転時にニオイとして出てきます。
ニオイの発生源としては、人の汗、タバコの煙、化粧品、食品、家具などが考えられ、普段の生活では気にならないニオイでも、いろいろなニオイが混ざり合い、凝縮されることで独特なニオイとなる場合があります。
――この方法が有効なエアコンの機種など、条件はありますか?
当社のルームエアコンは、全て有効です。他社製品でも恐らくできると思いますが、詳細は分からないのでコメントは控えます。
――「窓全開で16℃で1時間」だと、電気代がすごくかかりそうという意見もありますが、その点はいかがでしょう。
実際、冷房のMAX運転を行うことになるため、電気代はかかると思います。
ただ、エアコンの内部洗浄は高い専門知識を有する業者に有料で依頼が必要となるため、どちらが良いか(何を一番望むか)はお客さま次第だと思います。
上記の通り、三菱電機によるとこの方法は本当に有効とのこと。
定期的なフィルター清掃や、エアコンの機種によっては備えている「内部クリーン機能」を試してもニオイが取れないという人は、この「換気をしながらMAX運転」を試してみると良いでしょう。
[via:http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1807/11/news039.html]