上空7620メートルからパラシュートなしでスカイダイビングした米国人男性が地上に設置されたネットに無事着地──。
この命知らずの偉業に初成功したのはルーク・エイキンスさん(42)。中継した放送局FOXに対し、「信じられない(ほど素晴らしい経験だった)」と喜びを語った。
広報担当者によると、パラシュートやウイングスーツ(滑空用特殊ジャンプスーツ)なしで成功したスカイダイビングの高度としては世界最高記録になるという。
緑色の衣装に身を包んだエイキンスさんは7月30日、カリフォルニア州のシミバレーでプロペラ機からサポート役の3人のスカイダイバーを伴ってダイビングを開始。
途中で酸素マスクを外すと、サポート役の3人はパラシュートを開いてエイキンスさんから離れた。
単独でフリーフォールを続けるエイキンスさんは、目印となるライトが備えられたネットに一直線。
直前に背が下になるように向きを変えると地上61メートルにつり下げられた縦横30メートルのネットに飛び込んだ。
これまで26年のキャリアで1万8000回のスカイダイビングをこなしてきたエイキンスさんは約2分間に及んだ今回のフリーフォールを成功させた後、待っていた妻モニカさんを抱きしめた。
[via:http://jp.reuters.com/article/sky-diving-idJPKCN10C17K]
https://www.youtube.com/watch?v=9c8qBwt5Nxk