レストランなどの店頭に置かれている料理の模型「食品サンプル」の製造大手「岩崎」が行った社内コンペ。ここで出展された作品がネットで話題となっている。

タコがたこ焼きを作っているもの、ラケットのガットの代わりにパスタが張り巡らされたもの、ニンジンの親子がビーフシチューの中でくつろいでいるもの、いずれも独創的な作品だ。

こうした食品サンプルに対し、ネット上では「スゴイ！楽しい作品ばかりですね」「レベルが高い！リアルすぎる！」「会社に遊び心があっていいです！」といった反応があった。

なぜ、こうした社内コンペを開いているのか。担当者によると、「普段は注文に従ってサンプルを作っているが、年に１回くらいは、職人が作りたいものを作ってもらおう」ということで、このコンペが行われている。

これだけ面白い作品があるので、一般の人から「売ってほしい」という要望も来ているということだが、売るために作ったものではないので採算が取れないものも多く、そのための商品化の予定はないという。

コンペで賞を取った人に賞金などは出ないが、賞を取ったことで、その後、伸びる職人も多いという。また、コンペの作品から新しい技術が生まれ、それが実際の商品の開発に役立つことも多いという。

コンペは去年行われ、東京スカイツリーのソラマチで展示会も行われた。その時はメディアに告知をしたが、その時はあまり反響がなかった。

しかし、今回、コンペの作品画像がツイッターに投稿され、ネットで話題を呼んだ。今になって、ＳＮＳで大きく反響が来ていることに会社側も驚いているという。

[引用/参照/全文：http://www.news24.jp/articles/2016/03/02/07323802.html]