スマートフォンの位置情報や入力したパスワードやなどのデータを盗み出す機能を持った無人機が開発され、英ロンドンで実験が行われている。来週シンガポールで開かれるサイバーセキュリティ―会議「ブラックハット・アジア」で発表される予定だ。
この無人機は「スヌーピー」(英語でsnoopは<せん索>の意味)と名付けられ、無線LAN機能が有効になっているモバイル端末を探し出す機能を持つ。ITセキュリティー研究機関センスポスト・リサーチの研究者グレン・ウィルキンソン氏らが開発した。
スマートフォンやタブレット端末には過去に使ったことのあるネットワークに接続を試みる機能がある。ウィルキンソン氏は「こうしたスマートフォンは、接続したことのあるネットワークの名を大声で叫んでいるようなもの」「スターバックスはどこだ? マクドナルドの無料Wi-Fiはあるか? と叫んでいる」と解説する。
スヌーピーはこの機能に付け込んで、相手が過去に接続したことのあるWi-Fiネットワークを装って信号を送信。信頼できるWi-Fiだと判断したスマートフォンが接続してくると、そのスマートフォンから送受信される内容をすべて傍受する。
この内容にはユーザーが閲覧したウェブサイトの情報や、入力したクレジットカード情報、ユーザー名やパスワードなどが含まれる。
CNNはロンドンで実験に立ち会い、無人機が1時間足らずでモバイル端末150台あまりのネットワーク名とGPSの位置情報を収集する様子を取材した。ウィルキンソン氏は、CNNが実験用に作成した米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムや米ヤフーなどのユーザー名とパスワードも入手して見せた。
この研究の目的は、スマート端末の弱点についての認識を高めてもらうことにあるとウィルキンソン氏は説明している。
[cnn]
http://www.cnn.co.jp/tech/35045519.html
お酒好きな人が言っていたけど、炭酸はウィルキンソンが一番だと。
ウィルキンソンのジンジャーエールはうまいよね