数日前東京でも雪が降り、交通がマヒすると言う大混乱を招きましたが、ロシアではそれどころではないようです。この寒い中あろうことか、マラソン大会が行われ出場者の体の一部は凍ってしまったという事です。しかしだからと言って凍傷になり重傷を負うということもなく、淡々とマラソン大会が行われたと言うから驚きだ。同じ人間の構造とは思えない。
ロシアのオムスクで行われているこちらのマラソン大会はクリスマスに行われた「クリスマスマラソン」何故クリスマスにマラソンをやるのかと言う疑問はさておき、とにかくこのマラソンは寒いらしく、写真で見て判る通りヒゲが凍るほど寒い。日本で寒いと言っているレベルとは訳が違い、桁違いの寒さ。その気温なんとマイナス30度。
業務用の冷凍庫の中がマイナス20℃ぐらいなのでそれ以下である。ヒゲが凍るのも理解できるわけですが、何はともあれ何故かこのクソ寒いマラソンに、世界10カ国・ロシアの15地域から参加者が集まり707人ものランナーが参加すると言う異様な盛り上がり。
ちなみにこのレースは21キロと7キロ2種類用意されており、フルマラソンではない。
この寒さであれば、せっかく体があったまっても汗がすぐに凍ってしまい、温かさを感じていられる余裕などないのかもしれないが、この極寒のマラソンに参加できることに喜びを感じるのか皆の顔は真剣そのものだ。その顔からは「さむい」という戯言は見えず、完走するという強い意志が感じられます。
ロシアに住む方がいれば是非この―30度マラソンに参加してみてはいかがだろうか。
[秒刊SUNDAY]