先月4月21日に亡くなったプリンスの遺産相続人を確定するため、米国の裁判官はDNA鑑定を許可している。
プリンスはミネソタ州ペイズリー・パークの自宅で享年57歳で亡くなっている。また、遺書は残されていないことも確認されている。
『ガーディアン』紙によれば、プリンスのDNAについてそのサンプルを取得する許可を弁護士は得ているという。
裁判官は、それによってプリンスの死後に起きる誤った父親申請を防止できると判断している。
プリンスには認知した子供はいないが、先日『デイリー・メイル』紙が報じたところによると、700人にも及ぶ人々がプリンスの遺産相続人であると主張しているという。
ミネソタ州の地方裁判所の裁判官であるケヴィン・アイデは、親子関係の問題について今後検認作業が必要になるかもしれないと語っている。
裁判官は遺産管理団体であるブレマー信託に対して、血液を分析し、遺産管理のために必要な遺伝子調査を行うことを許可している。
プリンスの遺産の総額についてはまだ発表されていないが、これまでのバック・カタログだけで5億ドル(約542億円)を超える価値があると見られている。
プリンスの遺産の件を担当している裁判官は、相続人を確定する上で必要な場合、故人の血液サンプルによる遺伝子検査を許可している。
[引用/参照/全文:http://nme-jp.com/news/19427/]
とんでもない主張も
「弊社の電話は鳴りっぱなしです。恐らく600から700件の連絡が入っています」
「その中にはありとあらゆるものがあり、『同じ地域に住んでいたから血縁関係があるはずだ』というようなものから『親族の集まりの写真にプリンスが写っている』というものまで多種多様です」と語っている。
[引用/参照/全文:http://www.narinari.com/Nd/20160537521.html]
“隠し子”も登場!
プリンスは、1996年に当時の妻との間に息子を授かるも、生後1か月でこの子は急逝。以来、子どもをもうけることはなく、彼の死去後、故人が遺した莫大な財産は実の妹らが相続する見込みであると報じられていた。
しかし米CBSは、プリンスの隠し子を名乗る男性が現れたと報道。
同メディアによると、この男性は米ミズーリ州に住んでおり、彼の母親は1976年にプリンスと関係を持ったと主張している。
彼は自分の父親はプリンスであると主張し、DNA鑑定を求めているという。また、この男性は自身こそがプリンスにとって「唯一の法定相続人だ」と訴えている。
[引用/参照/全文:http://www.tvgroove.com/sm/news/article/ctg/1/nid/28357.html]
シーラ・Eも名乗りを上げる
57歳という若さで死去した歌手プリンスの長年のコラボ相手であり、元恋人でもあるシーラ・Eが、プリンスの残した作品を管理したいと考えているようだ。
シーラ・E
1983年に代表曲「パープル・レイン」のレコーディングにも参加しているシーラが、推定3億ドル(約320億円)といわれる遺産の管理をしたいとプリンスの妹タイカ・ネルソンに申し出たという。
関係者の1人は「シーラはなんとしてもプリンスの遺産を守りたいようで、プリンスの友人達もそれをかなり推してくれているみたいですが、家族はそれを許可しないような感じです」と明かす。
また、このシーラの申し出は自身の利益のために動いているだけではなく、自身をスターダムに駆け上がらせてくれ、またずっと友人関係を続けていたプリンスへの純粋な愛情からきている。
その関係者は「シーラは無料で管理をするとまで申し出たんです」とRadarOnline.comに続けた。
そんな中、プリンスは遺書を残していなかったことからタイカが相続財産管理人になっており、全作品や、ペイズリー・パークの自宅に残っているとみられているたくさんの未発表曲の管理にあたることになっている。
妹のタイカ・ネルソン
金銭的な財産については、プリンスの兄弟や姉妹に分与されることになる。
一部の曲の権利はワーナー・ブラザース・ミュージックが持っているものの、こんなにも素晴らしいソングライターの作品を長期的に保護していくためには、適切な管理が必須となってくるが、前述の関係者は
「タイカはこういうものを管理するのに慣れていないので、完全に混乱しています」
「とはいえ、他の義兄弟や義姉妹たちは、さらにこういうことにうといのです!」
と理想とは程遠い現状を説明する。
[引用/参照/全文:http://news.mynavi.jp/news/2016/04/30/070/]