ファストフードが大好きだった男性が亡くなり葬儀が行われたが、墓地に向かう前に、霊柩車を含め、会葬者全員がドライブスルーに立ち寄ってハンバーガーを購入、故人への手向けにしたという。
亡くなったデビッド・キメ・ジュニア氏について、娘のリンダさんは「自身のルールに従って生きた人でした。バーガーにレタスをのせて食べるのが彼なりの健康的な食事でした」と話す。
故人にワッパーを贈ろうと、土曜日に行われた葬儀では全員がバーガーキングに立ち寄り、参列者もドライブスルーでそれぞれワッパーを購入したそうだ。
墓地に到着すると、キメ氏のワッパーは旗で覆われた棺の上に置かれた。キメ氏は第二次世界大戦の退役軍人で、今月20日に88歳で亡くなった。
バーガーキングのマネージャーは、「彼の顔、そしてオーダーの仕方も覚えています。今回の葬儀のため、スタッフと一緒にワッパー40個を準備しました」とコメント。またさらに、「最後までひいきにしてもらえて光栄です。本当に最後の最後まで……」と話した。
[AP]