米ミシガン州の裁判官が、法廷でスマートフォンを鳴らし、審問を中断させてしまった。彼は反省を示すため、自らに25ドル (およそ2400円) の罰金の支払いを命じた。

『センチネル・スタンダード・オブ・イオニア』およびMLive.comの報道によれば、レイモンド・フート裁判官は、電子機器が法廷を妨害した場合その所有者が責任を負うという指針を、アイオニア郡64A地方裁判所に提出していた。

金曜の午後の陪審裁判中、検察官による最終弁論が行われていた際に、フートの新しいスマートフォンは、音声操作を要求する音を出しはじめた。フートは恥ずかしさで赤面した。
「おそらく誤ってぶつけたのだと思います。それは本当に大きな声で、『何を言っているかわかりません、ママのように言ってください』と言い始めました」と、彼は述べている。

彼はブラックベリー携帯電話を何年も使ってきたが、新しいタッチスクリーンの操作には慣れていないという。

「しかしそれは言い訳です。私はそうした言い訳は受け入れません。携帯電話は気を散らせるもので、この問題は非常に深刻ですから、ハードルを高く設定しました。法廷は共同体の中の特別な場所であり、より多くの敬意が求められます」と、彼は言う。

彼は過去数年間にわたって、警官、弁護士、目撃者、傍聴者、関係者が法廷に電話を持ち込むのを禁止していた。裁判の切れ目に、フートは自分に罰金を科し、支払いを済ませた。

「裁判官は人間です。規則を超越するものではありません。私は規則を守る立場であるにもかかわらず、規則を破りました」と彼は述べた。

[AP]
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