車で衝突事故を起こした経験がある人なら、その修理代がどんどん高くなっていることに気付くはずだ。しかしミスター・ビーン(ローワン・アトキンソン)のマクラーレンF1ほど修理代がかかる車はほとんど存在しないだろう。
ローワン・アトキンソン氏は2011年、自身が運転するマクラーレンF1で走行中に事故を起こして肩を負傷した。その後マクラーレンF1は修理に出され、1年以上かけて修理が行われて再び走れるようになったが、修理代はなんと90万ポンド(約1億3184万円)だったという。
「ランボルギーニやフェラーリなど、現在のスーパーカーのほとんどにカーボンファイバーが使用されています。少しへこんだだけでもカーボンファイバーの修理は大変な作業となります」と保険業者のベン・スタッグ氏は話す。またさらに氏は、「エンジンルームの一部は最高の熱導体である金で作られています。これらパーツが使用されていることが、普通の車とは全く比較できないほど修理代が高くなる理由です」と説明している。
「高級車オーナーのほとんどが車を赤ん坊のように大切に扱います。運転するのは年に数回、天候条件がパーフェクトな日に限ります。しかしアトキンソン氏はどこかへ向かう際、気にせずマクラーレンF1で出かけるのです」とスタッグ氏は言う。
ミスター・ビーンことローワン・アトキンソン氏はインタビューで、「素晴らしい車が隠れたままになっているのを知ると、気分が落ち込む。乗らないなんて罪なことですよ」と話している。
[AP]
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