最近の報告で大麻(マリファナ)の依存性は、アルコールやニコチンに比べて低いことが発表された。米コロラド州では大麻は合法化され、2014年1月1日から小売販売が開始となるそうだ。
だが同州では、別の法律を設けて大麻の利用をある程度取り締まろうとしている。その法律とは、臭いに関するものだ。もしも大麻を過剰に喫煙して、基準を超える臭いが検出されれば罰則の対象となる。警察が用意している臭いを測定する機器は、まるで望遠鏡だ。「鼻レンジャー」と呼ばれるこの機器は優れているそうなのだが、本当にちゃんと測れるのか心配になるフォルムである。
・鼻望遠鏡
「鼻レンジャー」は、長い筒の先端から臭気を取り込み、末端を鼻に当てて使用する。見た目は望遠鏡にしか見えない。そのため海外のサイトでは、「鼻望遠鏡」と紹介されているのである。たしかに望遠鏡のように見えるのだから仕方がない。
・臭いと罰金2000ドル
同州デンバーでは、警察がこの機器を導入して街の臭気を測定するそうだ。大麻が合法になったことにより、警察には臭いに関する苦情が入るようになったという。もしも「近所が大麻臭い」などの苦情があれば、「鼻レンジャー」の出番だ。これを持って行き、クリーンな空気と臭いは7:1以上の割合になれば、環境罪で大麻使用者に罰金2000ドル(約20万円)が科せられる。合法化したとはいえ、臭いに関する罰は結構重い。
・法で取り締まりは難しい
大麻の小売合法化に先立って懸念されることがある。それは手軽に購入できるようになるため、臭いに関する苦情が増加するのではないかということだ。「鼻レンジャー」は苦情対処に必要不可欠になるだろう。また市議長は「臭いを法で取り締まるのは難しい。人は臭いに慣れるものだし、臭気に対する嫌悪感も時間と共に変化してしまう」と語っている。
臭いは目に見えない。そのうえ人によって感じ方に差がある。情緒や体調によっても感じ方が変化するから、難しいだろう。一体この機器はどれほど役に立つのだろうか。気になるところである。
[ロケットニュース]
http://rocketnews24.com/2013/11/20/388992/
すぐにどうせバカがやり過ぎて問題おこす