米ニューヨーク中心部のマンハッタン南部で5日午前(日本時間同日夜)、全長100メートルを超える建設用の大型クレーン車が転倒して路上を歩いていた男性(38)を直撃し、男性は死亡した。
ほかに3人が重軽傷を負った。米メディアが伝えた。
ニューヨークの日本総領事館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。
デブラシオ市長によると、強風で転倒するのを防ぐためクレーンのアームを下げる途中だった。クレーンは、付近のビルの屋上にある発電機やエアコン関連機器の交換作業に使われていた。
周辺住民は「地震が起きたようだった」と転倒の衝撃を振り返った。
市は原因の調査を開始し、市内にある移動式クレーンの安全確保を業者に命じた。
現場はトライベッカと呼ばれる地区にある。車数台が下敷きになり、周辺の複数の建物が損傷した。5日午前のマンハッタンは雪が降っていた。
米メディアは当初、死亡した男性は車の中にいたと報じていた。
[引用/参照/全文:http://www.sankei.com/affairs/news/160206/afr1602060015-n1.html]
クレーンについてる重り(1500kg)はオフィスに落下。
ニューヨーカーの反応
・自分は通りを3つほど離れたところに住んでいるが、アパートが揺れたよ。地震のようだった。8時24分に起きた。幼稚園が角にあるところに落ちた。子供たちは8:45~9:00の間に歩いて通園している。
・自分はファイバーエンジニアの仕事をしていて、今朝これが落ちたときには半ブロック離れたところにいた。とにかく揺れたよ。
・11:00の最新情報によると、市長がレポーターに伝えていたのは「死傷者が少なかったのは奇跡である」とのことだった。
・ニューヨークに住んでいるが、こういうことは考えもしない。いつもたくさんのビルが建設中で、いつもどこかのビルにクレーンが座って真上にあるんだ。考えると恐ろしい。