世界の海運の要所として知られるスエズ運河が巨大コンテナ船の座礁で通行不能となっていることは大きなニュースとなりました。
ですが、その船が座礁の前にのこした航跡が「あるもの」に似ていると話題になっています。
世界で最も交通量の多い水路のひとつとして知られるスエズ運河。3月23日に全長400mの巨大コンテナ船「エバーギブン」が運河をふさいだ形で座礁し、紅海と地中海を行き交う100隻以上の船が足止めされています。
突然の強風が原因と説明されていますが、船舶位置のリアル追跡サイト「VesselFinder」はエバーギブンがスエズ運河に入る前の待機時間の奇妙な動きを指摘しています。
その航跡が示すのはふたつの丸とひとつの棒。英ゴシップ誌METROはこれをデフォルメされた巨大な男性器に見えると指摘。確かに見えなくもありません。
なおVesselFinderのスポークスマンも「陰謀や虚偽の入り込む余地はない」とし、同船の航跡は本物と明言。
実際に位置情報を用いて絵を描くという表現は以前から広まっており、2020年には日本で初の全国大会が開かれるまでになっています。
コンテナ船の船長がこうした「お遊び」を行った可能性もありますが、直後の重大事故との関係を指摘されることにもなりそうです
[via:BUZZAP!]
https://news.livedoor.com/article/detail/19910134/
スエズ運河座礁、日本に責任は?
エジプトのスエズ運河で23日、船の座礁事故が発生した。衛星写真を見てみると、横向きになった船が水路にすっぽりとはまっている。コンテナ船は、愛媛県今治市の正栄汽船が所有し、運航を台湾の会社が行っていたという。
座礁したのは全長およそ400メートルと、東京タワーよりも長い世界最大級のコンテナ船だ。スエズ運河は、幅が300メートルほどあり、座礁したコンテナ船がいかに巨大であるかが分かる。
現場を撮影した別の写真には、護岸にぶつかっている船首が写っている。一緒に写っている重機と比較しても、大きさは一目瞭然だ。
格が違いすぎる…コンテナ船と重機
地上から見ると、コンテナ船はスエズ運河を遮るように止まっていて、事故の影響で通り抜け不可能になった。普段は非常に船の往来が多い場所だが翌24日、船の姿は見当たらなかった。
運河の入り口にあたる海上では、待機する船で渋滞が発生。GPSをもとにした位置情報を見ても、運河の両側には多くの船が待機している。現在も165隻ほどが立ち往生しているという。
コンテナ船座礁の原因について、エジプト政府は「砂嵐のため視界が確保できず、突風が吹いたため座礁した」と発表。現場では復旧作業が進められているが、難航している。
1869年に開通したスエズ運河は、アジアとヨーロッパを結ぶ最も重要な航路。川幅は狭いところで200メートルほどあり、1回の通行料は1隻につき、日本円で平均3000万円あまり(約30万ドル)と高額だ。
ただ、横浜・ロンドン間を例に考えると、それまでのアフリカ大陸を回るルートに比べ10日ほど短縮できる(※タンカーで時速15ノットの場合を想定)ため、去年はおよそ1万9000隻の大型船が通過している。
海運の専門誌「海事プレス」の小堺祐樹次長も「スエズ運河は世界でも最大級に重要な交通の要所」と事故の長期化への懸念を示している。
「これだけ狭隘(きょうあい)なところで超大型のコンテナ船がはまってしまうことは、なかなか例がなかったと思う。ここが詰まってしまうと他のルートが、アフリカ南端の喜望峰を回る航路しかない」《中略》
物流の遅れへの懸念も高まっている今回の座礁事故。現時点で、復旧の見通しは明らかになっていない。
[via:ABEMA TIMES]
https://times.abema.tv/news-article/8651703
1日当たり約1兆円の損害
海事情報会社ロイズリストの概算によると、エバーギブンのの座礁により停止した海上交通量は1日当たり96億ドル(約1兆円)規模に上る。
同社は座礁を受け待機中の船舶は約165隻、ブルームバーグは185隻と試算している。
[via:bloomberg]
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/210326/mcb2103261023018-n1.htm
台湾「責任は船主(日本)にある」
エジプトのスエズ運河で大型コンテナ船が座礁している問題で、この船を運航する台湾の長栄海運は25日、座礁により発生が予想される賠償責任は、船のオーナーが負うなどとする見解を表明した。
コンテナ船は愛媛県今治市の正栄汽船が所有しており、長栄海運は声明で「船の復旧作業や第三者に対する(賠償)責任に関する費用、船体の損傷などの責任は船主が負う」と強調。
台湾メディアによると、長栄海運の張衍義会長は交通部(交通省)に、操作ミスや不可抗力の原因により「船舶に損害を及ぼした場合」、責任は船主にあると主張する文書を提出した。
[via:時事通信]
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021032501378
ティムサーハ湖に投錨し復旧を待つ大型船舶群
船主責任(日本)、免責に
スエズ運河での座礁事故を巡り、船主の責任が注目されている。
一般的に座礁船の離礁にかかったサルベージ費用や船の修繕費用は、操船上の過失の有無にかかわらず、船主が負担する可能性が高い。
一方、貨物の損害に関するカーゴクレームは、操船上の過失があった場合も国際条約「ヘーグ・ヴィスビー・ルール」に基づき、船主は免責される。
エバーグリーンとスエズ運河庁によると、今回の座礁事故の原因は、風速30―40ノット(約15―20メートル毎秒)の強風とみられている。
海難事故の法的責任に詳しい戸田総合法律事務所の青木理生弁護士は「強風の程度によるが、『予見可能性』と『結果回避可能性』の2つが船主責任のポイントとなる」と指摘する。
「予見可能性」は、例えば台風の予報のように「強風を受けることが事前に予見できたか」という論点。今回の強風は突発的な砂嵐とされており、乗組員による予見は難しかった可能性がある。
一方の「結果回避可能性」は「通常の操船では対応不可能なほどの強風だったのか」という論点。例えば2018年に発生した関西国際空港の連絡橋への衝突事故時には最大瞬間風速70メートルを超す強風があり、不可抗力事由に当たるかが争われている。
この「予見可能性」と「結果回避可能性」を考慮して、突発的で結果を回避できない強風と判断されれば、過失がないと見なされる。
さらに青木弁護士は「スエズ運河を通航するには水先案内人の乗船が原則として義務付けられていることにも着目すべき」と指摘する。今回の事故は水先案内人の落ち度によって生じた可能性がある。
船主に過失がない場合は、契約を結んでいない第三者は船主に責任を追求できない。一方、定期用船契約を結んでいる用船者のエバーグリーンとは、契約条項に基づき、責任範囲が決められる。
仮に船主に過失があったと判断された場合でも、今回の事故によるスエズ運河の滞船で第三者の船に生じた遅延による損失は、船主の賠償責任の範囲外と見なされそうだ。
青木弁護士は「こうした事故によって仮に他船に営業損失など何らかの損失が生じた場合でも、事故当事者が予見しにくいことから『間接損害』、『結果損害』や『純粋経済損失』などと見なされ、一般的には損害賠償は認められにくい」と説明する。《中略》
船舶保険でカバー
過失の有無にかかわらず、座礁船の離礁にかかったサルベージ費用は船主が支払うことになり、一般的には船主が契約する船舶保険でカバーされる。
これは、座礁船を放置すること自体が船主の落ち度と見なされる可能性があるため。船の修繕費用も、一般的には同様に船舶保険でカバーされる。
一方、スエズ運河の設備ダメージは、同運河の規定にのっとり、責任の主体が判断される。
同規定は、水先案内人の過失による事故でも船長が責任を負うと規定しており、船員に過失がなくとも船主が賠償請求される可能性がある。
[via:日本海事新聞]
https://www.jmd.co.jp/article.php?no=266085
ネットの反応
・これでもかってくらい綺麗に塞いでんなw
・麻生の口みたいになってるなw
・これは満載のコンテナ貨物を全部下ろすだけで1ヶ月かかるな。
>砂漠にコンテナ置いたら二度と持ち上げられないから、コンテナ貨物を置く足場から作る事になるな。
・船会社も破産、保険会社も破産、打つ手なしw
・さすがに賠償金が天文学的数字すぎるからな
・それより早く開通させるのが先だ
・コンテナ積み過ぎじゃね
>それが帆の代わりになって突風で斜めったw
・無理に引っ張って横に傾いてコンテナぶちまけたりしないだろうな
・誰が水先案内人?
>ドイツ人
>スエズ運河の規程で水先案内人の過失でも船を操作している船長が責任を負う事になってるからスエズ運河側からすると、今回は船長を雇った船舶会社の責任になる
・船員はみんなインド人らしいからな
・レンタカーで事故ったら誰の責任か?って考えたら分かるでしょというか欧米でも「台湾の会社が運航する」って報道がスタンダード
・まあ、猛烈な砂塵と突風が原因らしいからな 放火で火事になった人が免責になるのと同じ理由だろ
・日本の弁護士がそう解説してるだけで実際はわからんのだろ
・サルベージ費用と船の修理費用は日本が払うよ 保険効くけど
・パイナップルで作った絆ぶち壊しやな、本性出したか
・ネトウヨ怒りのパイナップル返品w
・まあ台湾側が責任負う流れだわな
・当然払えんだろう
・1つの中国って言ってる中国だんまりウケるw
・どちらにせよ日本に過失があるわけではない。船主としての責任があっても。
・何年か前にエバーグリーンの会長が日本の勲章貰って、日台友好の証みたいに喜ばれてたんだが
・また日本の船がやらかすとはこの国呪われてるんじゃないか スエズ運河を工事したのも日本の企業だし
・スエズ運河ってあんなにショボいとは思わなかった。子供がスコップで川を掘ったのかと。
>でっかい道頓堀みたい
>コンテナ船のデカさのせいで余計に錯覚するよなw
・エジプト人舐めてんのか 水路は狭いうえに護岸も全く工事してなくて土がむき出しじゃん
・1隻通るごとに3000万円もとってたんなら水路の拡張工事くらいしとけよ タンカーだって年々大きくなってるのに対応できてないだけじゃん
・もう爆破したほうがはやくね?
・スエズ封鎖は簡単だなぁ
・これって戦時に使える方法だよね。いやもしかしてすでに戦中?
・そうは言っても台湾側は日本に責任転嫁するやろし、これは泥沼の責任押し付け合いになるで
・運河はいる前にチンコ描く儀式でもあるの