関西地域の介護会社「寿寿」(大阪府東大阪市)が、フィリピン人女性を介護職員として採用する際に、本人が死亡しても会社の責任は問わず、
「永久に権利放棄する」との誓約書を提出させていたことが12日、共同通信の取材で分かった。
フィリピン人の女性職員からは「労働条件が厳しい」との苦情が出ており、宿直勤務を月間13回させた書類も残っている。
職員が死亡した場合に会社を免責する誓約書に署名させていた理由や、休日取得などの実態について、厚生労働省が調査に乗り出した。
政府は介護分野の外国人労働者を増やす方針だが、雇用契約や労働条件に問題がないか監視する対策が求められそうだ。
[スポニチ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/07/13/kiji/K20140713008554630.html