エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」仙台店の女性従業員が、高野友梨社長から威圧的な発言を受けたとされる問題で、経営する不二ビューティは４日、ホームページで高野社長が不適切発言を認め、仙台店で従業員らに謝罪したと公表した。

しかし、女性従業員が加入している労働組合「謝罪したとされる場に被害者は出席しておらず意味がない。これで会社が改善へ動きだした、とはいえない」と反論した。

労働組合が8月に記者会見を開き説明した経緯によると、仙台店の従業員が、残業代を減額されたなどの問題を労働基準監督署に内部通報したところ、高野社長から「会社をつぶしてもいいの」等の威圧的行為を2時間にわたり受けたという。

仙台店では労基署から是正勧告を受けており、これを踏まえて、不二ビューティは４日に労務改善計画の骨子を公表した。そして、過去２年間の時間外労を調査して未払いがある場合は支払うことや、休憩時間を確保することなどを示した。

[引用/参照：http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/10/04/kiji/K20141004009046900.html]

不二ビューティは「補足説明」として、10月6日のプレスリリースを発表。

それによると、高野社長が仙台店で4日に謝罪した後、同社は謝罪文をファクスと郵送で「エステ・ユニオン」の事務所に送ったのだという。

また、「圧迫発言」を受けた従業員が不在のまま、謝罪の場を設けたことについては、「圧迫発言」が行われた食事会の場にはほかの従業員たちも出席していたことから、「高野が仙台店に赴いて謝罪をする必要と理由はあった」としている。

このような不二ビューティの主張について、エステ・ユニオン執行役員は取材に対して、

「たしかにファクスと郵便は送られてきたが、これまで事実関係の確認や本人の名誉回復のために『話し合いをしてほしい』と求めてきたのに、それには応じてもらえていない。それなのに突然『謝罪』と言われても、言葉通り受け止められない」

とコメントした。

[引用/参照：http://blogos.com/article/95966/]