神戸市の総合運動公園の案内所に展示されていた米大リーグ、ヤンキースのイチロー選手のサイン入りバットを盗んだとして、兵庫県警須磨署は6日、窃盗の疑いで、同県伊丹市、自称専門学校生の少年(19)を逮捕した。
須磨署によると、少年は「コレクションにしたかった」と容疑を認めている。公園を管理する市公園緑化協会によると、バットはイチロー選手が米大リーグのマリナーズに所属していた2007年に寄贈した。
須磨署によると、警報音を聞いた警備員が110番し、署員が近くの駅にいた少年を発見。新聞紙にくるんだバットがかばんからはみ出していたという。
逮捕容疑は6日午後11時15分ごろ、神戸市須磨区にある総合運動公園で、案内所の玄関のガラスを割って室内に侵入。ショーケースの中からイチロー選手のバットを盗んだ疑い。
総合運動公園内には以前、イチロー選手が大リーグ挑戦前に所属していたプロ野球オリックスの本拠地があった。
[共同]