誰もが知っているロシア民話「おおきなかぶ」ですが、一家総出で巨大な株を抜くと言う大変壮大な物語であります。一人の力では突破できない巨大な難問も人が集まればクリアできるという教えを学べる格好の教材でもあるが、最近の大きなかぶは少し横着だ。こちらの幼稚園で配られた配役がなんととんでもないものになっているということなのだ。
まず「かぶ」はよしとして、ハリケンジャー。これは非常にずるい設定だ。ハリケンジャーは一人いればすぐに抜けるほどの力を持っているはずだからだ。そして「にんじゃ」。特殊な忍法によってどんな巨大な株をいとも簡単にぬくだろう。さらにバンブービー・オプトミスといった一見謎のキャラクターは園児語でバンブルビーとオプティマスのようだ。機械繋がりでスターウォーズからR2D2も参戦。ピコピコ言っている間に抜くだろう。
プリキュアは是非とも「キュア○○」まで書いてほしかった。いっそのことならAKB当りも入れればよいが人数に限りがあるようで、このメンツになったようだ。
園児の趣味と言うよりもこの幼稚園の園長か先生の趣味に近いような設定でもあるが、幼稚園児はこの配役をどのように感じるのだろうか、そして何を学ぶことが出来るのか。まさかハリケンジャー一人で抜けないと言うとんでもない失態はしないだろうか。
訂正をしたい。ハリケンジャーで抜けなければならないと思ったが教えとしてはそれはNGだ。なぜならみんなの力を合わせて大きなカブを抜かなければならない。つまりこの物語は「ねこ」で完結するのが園児の教育的にも望ましいのだ。
[秒刊SUNDAY]
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