水槽の爆発や道路が陥没など手抜き工事が原因と見られる事故が後を立たない中国。

先日、広東省深セン市で突然、道路が陥没する事故が起こったそうだ。しかも、不幸なことに現場にいた青年が崩れ落ちる道路と共に飲み込まれてしまったのである。事故の瞬間は監視カメラにハッキリと映っており、人々を震撼させている。

事故が起きたのは現地時間3月26日17時すぎのこと。事故に巻き込まれたのは現地で働く警備員の楊さん（25歳）だ。当日、現地は激しい風雨の吹き荒れる悪天候で、彼は工事現場に「立ち入り禁止」の規制線を張っている最中だったという。

その作業中に突如、何の前触れもなく工事現場の目の前の地面が陥没。彼は逃げる間もなく一瞬で穴に飲み込まれてしまった。たった2秒間の出来事だった。事故を受け救助活動が行われたものの、楊さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

道路に開いた穴は8メートル×5メートルの大きさ、深さはなんと10メートル以上だったという。原因については、雨で地盤がゆるんでいたという見方もあれば、水道管の破裂によるものという情報もある。詳細については調査中とのことだ。

しかし、舗装された道路がそんな簡単に深さ10メートルにも渡り陥没するものなのだろうか。なお、中国の専門家は付近で行われている工事自体に影響はないと言っているそうだが……。ネット上では楊さんの死を悼む声と共に「手抜き工事ではないか」、「もうどこも安心して歩けない」と不安の声が多く寄せられている。

[rocketnews24]
http://rocketnews24.com/2013/03/28/309064/