福岡県警は12日、偽一万円札をタクシー代の支払いに使ったとして偽造通貨行使の疑いで、福岡市早良区の会社員の少年(19)を再逮捕した。同じ容疑で、知人のネイリスト牛島彩容疑者(22)=福岡市中央区=も同日までに逮捕した。
2人の逮捕容疑は昨年12月17日、福岡市東区内で、運賃支払いのため、タクシー運転手に偽一万円札を手渡した疑い。2人とも「偽造とは分からなかった」と否認している。
昨年12月、福岡、佐賀、長崎、大分の4県で、いずれも逮捕容疑の偽札と同じ番号で、透かしなどがない偽一万円札が使われる被害が約30件あり、県警は関連を調べている。
少年は、福岡市早良区のガソリンスタンドで昨年12月11日に給油代の支払いに偽一万円札を使ったとして、偽造通貨行使容疑で逮捕されていた。
[共同]