12日放送の「橋下×羽鳥の番組」(テレビ朝日系)で、自民党衆議院議員の石破茂氏が、日本の漫画について持論を展開する一幕があった。
番組では、「このニュースに注目せよ…今週のカレンダー」のコーナーで、羽鳥慎一アナウンサーが、石破氏に「『こち亀』の終了ついてはどうお考えですか?」と、週刊少年ジャンプ(集英社)の人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載終了が発表されたことについて意見を求めた。
石破氏は「私はね、どっちかっていうと政治漫画か『宇宙戦艦ヤマト』のクチなので…」「『こち亀』は、読んだらきっとおもしろいんでしょうな」と、こち亀を読んでいないことを明かした。
しかし、石破氏は「(通巻)200巻?40年?それは相当、ことの本質を描いた漫画なんでしょうな」と評価した。
杉村太蔵が石破氏のオススメの漫画を尋ねると、石破氏は弘兼憲史氏の「加治隆介の議」という政治漫画をあげ「最後は、加治隆介が総理大臣になるんですよ。最初の施政方針演説で『集団的自衛権を認めます!』って、演説するところで終わるんです」と力説した。
さらに、石破氏は史村翔原作、池上遼一作画の「サンクチュアリ」という漫画作品をあげ「これも最後は、憲法改正が実現して終わるんですよ!」と熱弁。
その後、石破氏は「それもう30年ぐらい前の話なんだ。今読んでも、状況ってあんまり変わってないんじゃね?」と持論を展開した。
政治漫画への持論を柔らかい言い回しで語る石破氏に、杉村は「地方創生の話は、そういうお顔でされたほうが、もうちょっと、国民も近づきやすいと思うんですけどねえ」とチクリ。
これには、ほかの出演者からも「確かに!」という、同意の声があがった。
すると石破氏は「私、かなりニコニコしながらしゃべったつもりですけど。やっぱり怖かったですか?」と聞き返すと、杉村は目を見開きながら「ものスゴい怖いです!」と声を張って訴え、笑いを誘っていた。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/12015142/]
対北朝鮮論
「負けませんけど勝てません」
また、石破議員は防衛庁長官時代に体験したエピソードを語る。
「北朝鮮を攻撃する能力があるのか? 北朝鮮と(戦争を)やって勝てるのか?」と国会で質問されたときのこと。石破議員は「負けませんけど勝てません」と答弁したというのだ。
北朝鮮を攻撃する能力を自衛隊は持っておらず、また攻撃する権限も与えられていないのに加え、攻撃する装備を国会から許されていないというのがその理由だとした。
さらに「何のために毎年5兆円(の防衛費)を使ってるんだ? 一機100億円のF15戦闘機、なんで200機持ってるんだ?」という追及を受けたらしい。
石破議員は、日本の領空に入ってきた外国の戦闘機を排除するのにF15は「世界で最高」だが、「北朝鮮を攻撃する能力は与えられてません」と返答したということだった。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/12012577/]
演説で漫画から台詞を拝借
防衛相や自民党幹事長などを歴任し、漫画愛好家としても知られる石破茂・代議士は、『加治隆介の議』と『黄昏流星群』という、弘兼憲史氏の代表作を挙げた。
「政治漫画といえば『加治隆介の議』でしょう。連載が始まった1991年は、僕はまだ当選2回目。首相まで上り詰めた主人公・加治隆介は憧れだったなあ。
『黄昏流星群』は、60〜70代なら共感できる人が多い作品ですよ。同窓会でバッタリ会った学生時代の同級生と恋に落ちるなんて……いいよねぇ〜。あっ、僕がそうだという訳じゃないですよ」
そんな石破氏が「もう一つ政治漫画を挙げたい」と熱弁を奮うのが『サンクチュアリ』だ。
「『加治隆介の議』と違って主人公が総理になる直前で死んでしまう。かっこ良い台詞が読み所だな」
お気に入りは、当選1期目の主人公が先輩議員に「あんたは派閥の番頭になるのが目的で代議士になったんですか。あんたたち団塊の世代がナマクラだから、今の政治ができあがっちまったんだよ」と言い放つシーンだ。
「痛快だよね。こうありたいと思いますよ。出てくる台詞のいくつかは拝借して、演説で使った気がする。どれを使ったか? それはいえないな(笑い)」(石破氏)
[via:http://news.biglobe.ne.jp/trend/0826/sgk_160826_3329131531.html]
ネットの反応
・政治家のマン通アピはショボい風にしか映らないのでやめるべき
・石破のセンスは流石の古さ
・政治家の漫画を持ってくるあたり分かってるな
・もうすぐゲルの時代が来る
・麻生と違ってニワカなのは誰の目にも明らか
・銀河英雄伝説を読んで演説にネタを入れてほしい
・麻生は漫画好きで随分叩かれたがゲルはアイドル好きを公言してもそのネタで叩かれる事はあまり無いな
・ゲルだと「沈黙の艦隊」とか読んでそうなんだが
・加治隆介の議は・・・ 安部首相がモデル?っていうぐらい主人公の理念とかそっくり。
>時系列的に安部はあり得ない、単に作者の考える保守系政治家の理想像にすぎないね
>ところがどっこい加治隆介が鳩山由紀夫で渦上三郎は小沢一郎なんだよね。90年代の政局を思い出しながら読むと非常におもしろい。
>ありゃ亡くなった中川昭一さんがモデルだと聞いたが。
・サンクチュアリは良い 間違いなく武論尊の一番の傑作